ピラティスもヨガも「呼吸」を大切にしながら、自分の身体と向き合うエクササイズ。見た目が似ているため混同されがちですが、その起源や目的、効果には大きな違いがあります。
■ 起源の違い
- ヨガは古代インドで、仏教やヒンドゥー教の修行の一環として誕生しました。心と体の調和、精神の安定を目的とした“内面にアプローチする”行法です。
- ピラティスは20世紀初頭、ドイツ人のジョセフ・ピラティス氏によって考案されました。負傷兵のリハビリや体力回復のために開発された“身体機能を高める”ためのエクササイズです。
■ 動き・呼吸の違い
- ヨガは、ポーズ(アーサナ)を静かにキープしながら呼吸や瞑想を重視します。副交感神経を優位にする深い呼吸が特徴で、リラクゼーション効果も◎。
- ピラティスは常に動き続け、体幹(インナーマッスル)を意識しながら呼吸と連動してエクササイズを行います。胸式呼吸を使いながら、筋肉をコントロールするのが特徴です。
■ こんな方におすすめ
- ピラティスが向いている人
✓ 姿勢を良くしたい
✓ 腰痛や肩こりを改善したい
✓ 体幹を鍛えてスタイルアップしたい
✓ ロジカルな運動が好きな方 - ヨガが向いている人
✓ ストレスを軽減したい
✓ 心の落ち着きや集中力を高めたい
✓ 柔軟性を高めたい
✓ 自分とじっくり向き合いたい方
■ まとめ
どちらも心と体に良い影響をもたらす素晴らしいメソッドですが、アプローチの仕方が異なります。
「ボディラインを整えたい・姿勢を正したい」ならピラティスを。「心身を整えたい・ストレス解消したい」ならヨガを選んでみましょう。
もちろん、両方を取り入れて相乗効果を狙うのもおすすめです!
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