前回、「音」が一番大事という話をしました。
それでは次に大切なのは何か?
それは「口から出す」ことです。
音を聞いているとはいえ、ただの聞き流しではやはり意味がありません。
単語も文法もわからないのに、聞き流してるだけで頭に入っていくなんて、魔法のようなことはありませんよね^^;;
音を聞いて口から出すことで、どんな効果があるのか。
・耳が慣れる
・発音に慣れる
・イントネーションに慣れる
・口が慣れる
こういう利点があります。
もちろんこれは、学習しながら並行しておこなっていくことになるので、何もわからないままずっと「音を聞いて口から出す」をしましょうということではありません。
あくまでも優先的におこないましょうということです。
(ちなみに私は1年くらいは勉強する気がなかったので、字幕ありのバラエティーをひたすら見たり、歌を聴いて適当に歌ったりしていました)
発音やイントネーションに慣れておくと、後々すごく楽です。
もちろん伝わればいいから、発音やイントネーションは後回しでいいという考えの方もいるでしょう。
確かに私も、ネイティブと間違われるくらいの完璧さを目指した方がいいとは言いませんし思いません。
それよりも意思疎通が取れたり、たくさん語彙を知っている方がいいんじゃないかと思うことすらあります。
でも伝わらなくて困っている、なかなか聞き取ってもらえない、よく聞き返されると悩んでいる方が少なくありません。
韓国語に限らず、言語は「自分が出せる音は聞き取れる」と言われます。
つまり発音やイントネーションを正確に出せることは、その後の学習に大きく影響するということです。
またいろんな学習者さんを見ていて
イントネーションや発音を音で覚えずに知識として後から覚えていくのは大変そうだなとも感じました。
言語はまず、質より量です。とにかくたくさん聞いてたくさん口から出す。理屈や知識よりもまずはこれです。
細かいところは後から埋めていくのです。
ネイティブと話したい
旅行を楽しみたい
推しの言葉を理解したい
ドラマを字幕なしで見たい
が目的なのであって、試験で100点取ることが目的ではないですからね。
ここまで、インプット(音)とアウトプット(言う)の大切さについて、おわかりいただけたかと思います。
じゃあ単語や文法は後回しでいいの?
いえ、そうではありません。
ということで、次回は「学習について」お話ししたいと思います。
以上
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