秋から冬にかけて、株式市場は本来であれば堅調に推移しやすく、含み益が増えていく時期です。
しかし、そんな中で突然株価が大きく下がると、せっかく積み上げてきた成果が一瞬で消えてしまい、モチベーションが大きく下がってしまうものです。
夏から秋にかけてコツコツと利益を積み上げてきたのに、11月ごろに急な下落が起き、含み益がなくなってしまう。そんな経験をすると、「もう投資のことは考えたくない」と感じるのは自然なことです。
先週は、アメリカのハイテク株を中心に大きな値下がりが見られました。たとえば半導体関連企業の株価が急落し、アメリカ市場全体にも波及しました。背景には、大口の海外投資家が利益を確定するために株を売ったことがあります。
また、つなぎ予算が通らずアメリカ政府の一部機関が閉鎖されたことにより、航空管制塔の職員が無給となり、航空便が減少したことも市場の不安を高めました。経済の先行きが見えないとき、人はリスクを避けるために株を手放しやすくなります。
さらに、半導体大手エヌビディアのCEOが「今後は中国がAI技術で優位に立つ」と発言したことや、アメリカ政府がエヌビディア製品の中国向け輸出を認めなかったことも、投資家心理を冷やす要因となりました。こうしたニュースが重なり、市場全体のムードが一気に冷え込んだのです。
このような局面で「株式投資の勉強を続けよう」と思うのは、正直なところ難しいものです。そんなときは、一度距離を置き、心を休めることも立派な対処法です。無理をせず気持ちを整えることは、長い目で見ればとても大切なステップです。
一方で、「なぜ株価が下がっているのか」を知ることも大きな意味があります。原因を理解できれば、過剰な不安を抱かずに済むからです。
私の講座、【実践講座】米国株投資 ~現在の相場環境と投資戦略~ では、こうした「いま起きている出来事」をわかりやすく整理し、株価変動の背景を一緒に分析していきます。
難しい専門用語は使わず、「今、何が起きているのか」「どんなニュースに注目すべきか」を具体的に学びます。たとえば、「今回の下落は一時的なのか、それとも長引くのか」「今後の相場を見通すうえで重要なポイントは何か」といった実践的な視点を身につけることができます。
株価が下がると落ち込むものですが、そうした時期こそ冷静に学び直すチャンスでもあります。相場を理解する力が深まると、次に訪れる上昇局面で自信を持って行動できるようになります。
不安なときこそ、正しい知識と冷静な視点が力になります。
よろしければ、こうした講座もご受講ください。
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