こんにちは!講師のKaorinaです。
業務でExcelを使っていると、必ずと言っていいほど直面するVLOOKUP関数のエラー。
特に、意図した結果が表示されず「#N/A」というエラーが出てしまうと、焦ってしまいますよね。
「#N/A」は「Not Available」、つまり「探しているデータが見つかりません」ということを教えてくれています。
今回は、VLOOKUP関数でこのエラーが出た時に、慌てず確認すべき5つのチェックリストをご紹介します。実務でよくある原因ばかりですので、ぜひ参考にしてください。
■ チェックリスト1:検索値と範囲データの「型」は一致していますか?
最も多い原因の一つがこれです。見た目は同じ「1001」という社員番号でも、検索値が「数値」で、探しに行く範囲のデータが「文字列」として保存されていると、Excelは「別物」と判断してしまいます。
▼ 確認方法
それぞれのセルの左上に緑色の三角マーク(エラーインジケーター)が出ていないか確認しましょう。「数値が文字列として保存されています」といった警告が出ている場合は、データ型を統一する必要があります。
■ チェックリスト2:範囲指定で「絶対参照」を忘れていませんか?
VLOOKUPの数式を他のセルにコピーした際、エラーが出るようになった場合は、この原因を疑いましょう。
「範囲」を指定する際、通常の「A1:C100」のような相対参照のままだと、数式を下にコピーした時に範囲も一緒に「A2:C101」とずれてしまいます。
▼ 解決策
範囲を指定する際は、必ず「$A$1:$C$100」のように「$」マークをつけて絶対参照にし、範囲を固定しましょう。F4キーを押すと簡単に切り替えられます。
■ チェックリスト3:「列番号」は正しく数えていますか?
VLOOKUP関数では、指定した範囲の「一番左の列を1列目」として、何列目のデータを取り出したいかを数字で指定します。
例えば、A列からC列を範囲指定した場合、C列のデータを取り出したいなら列番号は「3」となります。
▼ 注意点
シート全体の列番号(A1, B2…)と混同しないように注意しましょう。あくまで「指定した範囲の中での何列目か」が基準です。
■ チェックリスト4:検索の型に「FALSE」または「0」を指定していますか?
VLOOKUP関数の4つ目の引数である「検索の型」。ここを省略したり「TRUE」(または1)を指定したりすると、近似一致検索となり、意図しないデータが返されたりエラーになったりすることがあります。
▼ 推奨設定
実務で特定のIDや品番を元にデータを検索する場合は、必ず完全一致を意味する「FALSE」または「0」を指定しましょう。
■ チェックリスト5:データに余分な「スペース」が入っていませんか?
一見すると同じデータに見えても、セルの中の文字列の前後や間に、目に見えない半角スペースが紛れ込んでいることがあります。特にシステムから出力したデータなどによく見られる現象です。
▼ 解決策
もしスペースが疑われる場合は、TRIM関数などを使って、データの余分な空白を取り除く処理を行ってからVLOOKUPを試してみてください。
VLOOKUPのエラーは、原因さえ分かれば決して怖くありません。落ち着いて上記の5つをチェックすることで、多くの問題は解決できるはずです。
また、あえてエラーを表示させたくない場合は、「IFERROR関数」と組み合わせて、「もしエラーなら空白を表示する」といった設定にするのも、実務的なテクニックとしておすすめです。
ぜひ、日々の業務にお役立てくださいね。
Comments (0)