日本語・韓国語講師の Hayoung_Eiko です ^ ^
先日、「映像翻訳フォーラム 2026」
に参加してきました。
今回のテーマは、
「言葉で繋ぐ道」。
翻訳を通して、
文化や感情を届ける人たちが集まる場です。
実は今回、
留学時代に語学堂でクラスメートとして出会った友人が
誘ってくれたんです。
その友人は、長年映像翻訳業界で活動していて、
私のこれまでの歩みもよく知ってくれている人。
「きっと良い刺激になると思うよ」
そんなふうに声をかけてくれて、
今回、一緒に参加してきました ^ ^
会場には、
日本語・英語・韓国語・中国語を扱った
映像翻訳を目指す方、
現役翻訳者の方、
映像業界の関係者の方、
それらの関係に興味がある方、
本当にたくさんの
“言葉に関わる人たち” が集まっていて。
その空気に触れただけでも、
すでに大きな刺激を受けた気がします。
特に印象的だったのが、
映画字幕翻訳の“生ける伝説”
戸田奈津子さんのご講演です。
けれど、実際にお話を聞いて感じたのは、
「偉大な人」というのはもちろんのこと、
それ以上に、
“今もなお、
映画と言葉を心から楽しみ、
愛し続けている人”
という印象でした。
ユーモアがあって
エネルギーに溢れていて
言葉の端々から、
映画と共に生きてきた時間が滲んでいて
気づけば、
会場全体が引き込まれていた気がします。
翻訳って、
単に意味を置き換える仕事ではないんですよね。
その人の温度
空気
感情
沈黙
言葉にならない間
そういうものまで、
別の文化圏へ“届けよう”とする仕事なんだな、
と改めて実感したのでした。
また、通信会社である KDDI が、
韓国映画配給に本格的に関わっているという点にも、
時代の変化を感じました。
今はもう、
通信
配信
翻訳
映画
韓国コンテンツ
それぞれが、
別々に存在しているのではなく、
大きく繋がりながら、
一つの流れとして動いている時代なのかなあ、と。
“翻訳”もまた、
その大きな流れの中に、
静かに存在しているのかもしれません。
そして今回、個人的に嬉しかったことが、
もう一つありました。
フォーラムの最後に紹介されていた韓国映画が、
私自身、最近ちょうど注目していた作品だったんです。
『サヨナラの引力』
韓国国内でのタイトルは
「만약에 우리」
ク・ギョファンとムン・ガヨン出演で、
2008年のソウルで出会い、愛し合い、
別れた二人が、10年後に再会する物語です。
“もしもあの時――”
そんな問いを抱えたまま、
時間を越えて向き合う二人。
韓国映画らしい、
静かな余韻の空気が、
予告からもすでに漂っていました。
6月3日には、
ジャパンプレミアも予定されていて、
今からとても楽しみにしています ^ ^
そして私は、そんな話を聞きながら、
ふと考えていたんです。
言葉って、不思議だなぁ、と。
たった一つのセリフで、
誰かの人生が変わることがある。
字幕の一行に救われることもある。
国も文化も違うのに、
なぜか心が通じてしまう瞬間もある。
だからこそ、
翻訳という仕事は、
ただ「訳す」だけではなく、
“誰かの感情を、別の場所へ運ぶこと”
なのではないかと、思ってみたり。
皆さんにも、
“忘れられない一行”や、
“人生のどこかで心に残った字幕”
がありますか?
言葉って、
案外そうやって旅をしているのかもしれません。
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