日本語・韓国語講師の Hayoung_Eiko です ^ ^
レッスンをしていると、
「意味は何となく分かります。」
という言葉をよく耳にします。
でも、そのあと、
「では、日本語で説明してみましょう。」
とお願いすると、
急に言葉が止まることがあります。
私は、この瞬間がとても好きです。
分からないからではありません。
「知っている」が、「自分の言葉になる」一歩手前だからです。
そんな場面によく出会うのが「カタカナ語」です。
外国語をもとにした言葉が多いので、
「聞いたことがある。」
「何となく分かる気がする。」
そう感じることは少なくありません。
でも、いざ説明しようとすると、意外と難しい。
実際、
「『オフィシャル』って、どういう意味ですか?」
「『レトロ』は、どんなときに使うんですか?」
と聞かれることがあります。
「オフィシャル=公式」と答えることはできます。
でも、「オフィシャルサイト」や
「オフィシャルグッズ」と聞かれたら、
その言葉が実際に
どのような場面で使われるのかまで伝えたくなります。
「レトロ」も、「昔っぽい」というだけではなく、
「どこか懐かしさを感じる雰囲気」、「趣のある」
というニュアンスまで説明できると、
その言葉がぐっと身近になります。
そんな経験を重ねるたびに、
「知っている」と「説明できる」は、少し違う。
そう感じます。
先日、そんなカタカナ語を
楽しく学べそうな一冊を見つけました。
『5秒でわかるカタカナ語図鑑』です。
「プロローグ」「オフィシャル」「レトロ」など、
身のまわりでよく使われるカタカナ語を、
イラストとやさしい言い換えで紹介している図鑑です。
長い説明を読む必要はありません。
イラストを見るだけで意味をイメージしやすく、
「なるほど、そういうことか」
と自然に理解できるよう工夫されています。
もともとは小学生向けの本ですが、
私は外国人日本語学習者にも、
とてもおすすめできる一冊だと感じました。
おすすめのレベルは、JLPT N3~N2程度です。
N3の方なら、
イラストを手がかりに辞書を使いながら読む練習に。
N2の方なら、
意味を自分の言葉で説明したり、
その言葉を使って例文を作ったりする練習にも
役立つと思います。
日本語を勉強していると、
「何となく分かる。」
そんな言葉は少しずつ増えていきます。
でも、その「何となく」が、
「ちゃんと分かった!」
に変わる瞬間は、もっと楽しいものです。
そして、「説明できるようになる」ということは、
その言葉を自分のものにできた
ということなのかもしれません。
もし今、「何となく分かる」というカタカナ語があったら、
その一語だけでも少し立ち止まってみてください。
きっと、その小さな積み重ねが、
日本語の世界を少しずつ広げてくれるはずです。
そんな時間を、やさしく、
そして楽しく手伝ってくれる一冊だと思います。
《今回ご紹介した本》
『5秒でわかるカタカナ語図鑑』
編:Gakken
絵:すすき荘・U-suke・かねこもとき
おすすめレベル:JLPT N3~N2程度
出版社公式サイトでは、本の内容や掲載イラストもご覧いただけます。
▶ Gakken『5秒でわかるカタカナ語図鑑』紹介ページ(出版社公式サイト)
5秒でわかる『5秒でわかるカタカナ語図鑑』 | 学研出版サイト
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