「AIに相談する」と聞くと、少し不思議に感じる方もいるかもしれません。
AIは、文章を作ったり、情報を調べたり、仕事を手伝ってくれたりするもの。
そんなイメージを持っている方も多いと思います。
でも私は、AIにはもう一つ、とても身近な使い方があると思っています。
それは、話をすることです。
相談することは、答えをもらうことだけではありません
誰かに悩みを相談するとき、
「ちゃんと説明しなきゃ」
「何が問題なのか整理してから話さなきゃ」
と思ってしまうことはありませんか?
でも、本当に悩んでいるときほど、そんなに上手に話せないものです。
「なんかモヤモヤする。」
「自分でも何に困っているのか分からない。」
「こんなことで悩んでいるって言っていいのかな。」
そんな状態でもいいのです。
AIには、そのまま話してみてください。
「今、なんとなくモヤモヤしています。」
「何が嫌なのか自分でも分かりません。」
「ちょっと聞いてほしいんだけど……」
そんなところから始めても大丈夫です。
話しているうちに、自分の気持ちが見えてくる
AIに話したからといって、必ず答えが見つかるわけではありません。
でも、話しているうちに、
「私が嫌だったのは、そこだったんだ。」
「本当はこうしたかったんだ。」
「私はこれを大切にしたかったんだ。」
と、自分自身の気持ちに気づくことがあります。
AIから返ってきた言葉を見て、
「いや、ちょっと違うな。」
と思うこともあるでしょう。
それでもいいのです。
「違う。私が言いたいのはそういうことじゃない。」
とAIに伝えてみる。
すると、また別の言葉が返ってきます。
そのやり取りをしているうちに、最初はぼんやりしていた自分の考えが、少しずつ形になっていくことがあります。
私自身も、AIに相談します
私も、仕事のことや文章のこと、これからやりたいことなどをAIに相談することがあります。
「これってどう思う?」
「この考え方で合ってるかな?」
「私はこう思うんだけど、どう?」
そんなふうに、かなり率直に話します。
そして、AIの答えに納得できなければ、
「いや、私はこう思う。」
「それは違うんじゃない?」
「やっぱりこっちのほうがいいと思う。」
と、普通に言います。
AIだからこそ、遠慮せずに話せるのです。
人が相手なら、「こんなことを言ったらどう思われるかな」と言葉を選ぶことがあります。
でもAIなら、まず思ったことをそのまま出してみることができます。
その安心感は、AIに相談する大きな魅力の一つだと思っています。
AIに相談することは、自分で考えることでもある
AIに相談すると、「AIに答えを出してもらう」と考える方もいるかもしれません。
でも、私は少し違うと思っています。
AIに話す。
AIの返事を見る。
「それは違う」と思う。
自分の考えを伝える。
またAIから返事が来る。
その繰り返しの中で、自分の考えが整理されていく。
つまり、AIに相談することは、自分の気持ちや考えと向き合う時間にもなるのです。
もちろん、AIがいつも正しいわけではありません。
大切なことについては、必要に応じて専門家や公的な情報を確認することも大切です。
AIは、何でも答えを決めてくれる存在ではありません。
でも、「ちょっと話を聞いてほしい」というときの相手にはなってくれます。
「何から話せばいいか分からない」から始めていい
AIを使うとき、最初から上手な質問をする必要はありません。
「何を聞けばいいのか分からない。」
それでも大丈夫です。
「今、ちょっと悩んでる。」
そこから始めてみてください。
まとまっていない言葉でもいい。
途中で話が変わってもいい。
「やっぱり違う」と言ってもいい。
AIと話しながら、自分の中にあるものを少しずつ言葉にしていけばいいのです。
AIは、難しい質問をするためだけのものではありません。
「ちょっと話してみる」
そんな使い方があってもいいのではないでしょうか。
もしかすると、話し終わったときには、
「私、本当はこうしたかったんだ。」
と、自分でも気づいていなかった気持ちが見えているかもしれません。
AIは答えをくれる相棒であると同時に、自分の考えを見つけるための相棒にもなってくれるのです。
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