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心の裏側を垣間見る

Kirara.U

昨日、ロンドンで開演されたミュージカルの「オペラ座の怪人」が公式のYouTubeで無料公開されていたので観てみました。画面上でもかなりの迫力で、いつか本物の舞台で観てみたい!!と思いました。

印象的だったのは、才能溢れるオペラ座の怪人が、顔がただれてしまったことをきっかけに、親からも十分な愛情を注いでもらうことができずに、心に影を持ち、仮面を身に着けているところでした。

これは私たち一人ひとりにも同じことが言えます。

私というたった一人の存在でさえ、説明するのはなんとも難しいものです。
自分が意識的に気づいていることもあれば、潜在意識化されて全く気づくことはできないのに、自分そのものを象ることがあるからです。

また、これは自分だと思い込んでいるものは、幼少期からあなたはこういう人ですよと刷り込まれて、それを無意識に演じている場合もあります。

子どものころは何としても親に愛されなくてはいけません。
なぜなら、誰かに頼らないと、一人で生きていくことはできないからです。

意識的にも、無意識的にも親の顔色をうかがい、愛される方法を模索しながら身に着けた戦略を、あたかもそれが本当の自分自身であるかのように思い込んでしまうのです。

そうやって身に着けた仮面を外すことは至難の業です。
内側は、どれだけただれているか分からないし、その姿を見せることで、自分の周りから人がいなくなってしまうかもしれません。

オペラ座の怪人では、主人公のクリスティーヌが怪人の仮面をとり、怪人が発狂するシーンがあります。
これは、一人ひとりにも同じことが言えるのではないでしょうか。

仮面の下には、忘れたい記憶がたくさん詰まっています。
この世の本当の恐怖は、戦争でも、飢餓でも、災害でもなく、自分自身の仮面を剥ぎ、その醜さと正々堂々と向き合うことです。

なぜこのプロセスが怖いのかというと、理不尽に思えたことも、苦しかったことも、そのように感じることを決めたのは自分であり、他者ではありません。どの決断も自分が選択したものです。つまり、全ての責任が自分にあると気づくからです。

他人や周りを責めることはできません。
すべて自作自演であったと知るのです。

しかしこれを受け入れ、少しずつでも苦しみを受け入れたなら、陰極まりて陽になるのです。

ポジティブに考えていれば陽になるわけではありません。
本当の暗闇を知ることができれば、必ず日は昇ることでしょう。

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This column was published by the author in their personal capacity.
The opinions expressed in this column are the author's own and do not reflect the view of Cafetalk.

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