日本語・韓国語講師の Hayoung_Eikoです^^
韓国語で「家に帰る」と言いたいとき、
皆さんなら、どの単語を使いますか?
집에 돌아오다
を思い浮かべる方、意外と多いのではないでしょうか。
日本語では「帰る」と言うので、
帰る=돌아오다
と考えてしまいそうですよね。
でも、日常的な「家に帰る」を表すとき、
ネイティブの会話では、
もっとシンプルな表現がよく使われます。
例えば、仕事や学校、買い物などから、
普段の生活の中で「家に帰る」と言いたいときは、
집에 가다
家に帰る
집에 오다
家に帰ってくる
という基本的な表現が使われます。
では、一体「돌아오다」はどんな言葉なのか、
少し詳しく見てみましょう。
国立国語院の「韓国語基礎辞典」では、
돌아오다の最初の意味を、
원래 있던 곳으로 다시 오거나 다시 그 상태가 되다.
もともといた場所へ再び来る、または再びその状態に戻る。
と説明しています。
ここで注目したいのが、
원래 있던 곳
もともといた場所
다시
再び
という部分です。
さらに、国立国語院の別の資料でも、
떠났던 자리로 다시 오다.
離れていた場所へ再び来る。
と説明されています。
そこでは、
外国へ行っていた父親が戻ってくる、
という例も挙げられています。
つまり돌아오다には、
一度その場所を離れて、
もともといた場所へ再び戻る
という意味が含まれているんですね。
以前、韓国人と집에 돌아오다という表現について話していたとき、
「家出していた人が家に戻ってくるような感じ(笑)」
と言われたことがあります。
そのときは、驚いたのですが(笑)
国立国語院の説明にある
「もともといた場所」「再び」という意味を考えてみると、
そんなイメージにつながるのも興味深いですね。
もちろん、
집에 돌아오다
家に戻ってくる
という表現自体が間違っているわけではありません。
国立国語院では가다を、
今いる場所から別の場所へ移動すること、
오다を、
話し手、または基準となる人がいる側へ移動すること、
と説明しています。
そのため、話している人が家以外の場所にいて、
そこから家へ移動するのであれば、
집에 가요.
家に帰ります。
家を基準として、
そこへ移動してくるのであれば、
집에 와요.
家に帰ってきます。
となります。
考えてみると、
会社や集まりなどで自分が先に帰るときも、
저 먼저 갈게요.
私、お先に帰りますね。
と言いますよね。
すると周りの人は、
네~ 조심히 들어가세요~
はい〜気をつけて帰ってくださいね〜
조심해서 가요~
気をつけて帰ってね〜
と声をかけたり、
もっと親しい間柄なら、
엉~ 가~
うん〜(直訳:行って〜、帰って~)
なんて言うことも^^
こうして実際の会話を見てみると、
日本語では同じ「帰る」という言葉を使っていても、
韓国語では가다、오다、들어가다など、
その場面に合った基本的な動詞が
自然に使われていることが分かります。
韓国語を勉強するとき、
自分で作った文章を実際に使ってみて、
ネイティブに直してもらうのも、
とても良い勉強になります。
でも、それと同じくらい、
「韓国人って、この単語をよく使うな」
「こういうとき、いつもこのフレーズを言っているな」
と意識して聞いてみるのもオススメです。
「日本語ではこう言うから、韓国語では……」
と考えるだけではなく、
「韓国人なら、こういうとき何て言っているんだろう?」
そんなふうに耳を傾けてみると、
教科書で覚えた基本の韓国語から、
実際のコミュニケーションで使われる自然な韓国語へ
少しずつ近づいていけるかもしれません。
こういった韓国語の楽しみ方もありますよ ^ ^
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