日本語・韓国語講師の Hayoung_Eikoです^^
「ねえ、昨日すごいことがあったんだ」
「何があったの?」
「聞いたらびっくりすると思う」
「だから、何?」
「ふふふ……」
ここまで来たら、言いたくなりますよね。
「もったいぶらないで、早く教えてよ!」
「もったいぶる」と聞くと、
なかなか答えを言わずに、相手を待たせること。
そんなイメージが浮かぶかもしれません。
でも、この言葉にはもう一つ、
「ずいぶん大事なことのように見せる」
という感じがあります。
漢字で書くと「勿体ぶる」。
「勿体」には、態度の重々しさという意味があります。
「ぶる」は、「先輩ぶる」の「ぶる」と同じで、
そのように振る舞う、という意味です。
つまり、ちょっと重々しく、
たいそうなことのように振る舞う。
そこから「もったいぶる」の感じが見えてきます。
最初の会話でも、友達は
ただ答えを遅らせているだけではありません。
「すごいことがあった」
「聞いたらびっくりすると思う」
そう言われると、こちらの期待もふくらみます。
それなのに、肝心なところはまだ教えてくれない。
気になる! 早く聞きたい!
親しい友達に笑いながら言う
「もったいぶらないでよ〜!」には、
そんな気持ちが入っています。
ちなみに「もったいない」にも、
同じ「勿体」が入っています。
でも、「もったいぶる」は、
物を無駄にするという意味ではありません。
また、「あの人はいつももったいぶって話す」と言えば、
相手の態度を少し批判する言葉になります。
言い方や相手との関係で、聞こえ方が変わるんですね。
さて、冒頭の「すごいこと」は何だったのでしょう。
……私まで引き延ばしたら、
皆さんにも「もったいぶらないで!」と言われそうですね^^
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