日本語講師のひとりごと(2)R2-D2は「いる」けど、HALは「いる」?「ある」?
「ある」と「いる」は、存外哲学的な問題を含んでいる。古い教科書などでは「生き物」は「いる」を使い、それ以外は「ある」を使うなどの説明をしているが、そうやって教えていると、必ず「木がいる」という文を作...
Aya
日本語講師のひとりごと(1)幽霊はドアを開けられるか─読み物と背景知識
日本語の多読の教材に『タクシー』という物語があって、私はその話が好きだ。よくある怪談のひとつで、タクシー運転手が、とある交差点でとある少女を乗せる。少女に言われた行き先に到着すると、少女は「今お金...
Aya
実は面白い小説 for English learners4:The Magic Barber
遡ることウン十年前、ワタクシはまだ純真ながらも大学生となりました。あまりにも純真?なワタクシを心配した両親は、東京というオソロシイ所でいきなり一人暮らしを始めることは危険と判断し、カトリックの修道院...
Aya
実は面白い小説 for English learners3: Help!
英語の原書が本棚に並んでいるのを見ると、いつも疑問に思うことがあります。日本語は縦書きができるじゃないですか。背表紙は縦書きで問題なく読めます。でも英語はいつも横書き。背表紙は必ず、左側を下にした横...
Aya
実は面白い小説 for English learners2: Just Like a Movie
先日、仕事に行くべぃと自転車をかっ飛ばしておりまして、橋の上を通ったんですよ。で、ふと下を見たら、水面の上をカラスが直立不動のまま流れていきます。すわ、(カラス的)キリストの再来か?!と単純な私は仰...
Aya
実は面白い小説 for English learners1 : Let Me Out!
いや~、最近忙しいんですよ。 という言い訳ってあんまり好きじゃないんですが、なんや知らん、最近さっぱり寝る時間が確保できておりません。「忙しい」って、たぶん私の時間の使い方が下手なだけです。 ま、そ...
Aya
大好きな小説:2 『火を熾す』“To Build A Fire” by Jack London
春ですね。 というなんだか気の乗らない出だしなのは、私が北海道出身のくせして現在はだいぶ南に下ったところに住んでおるからに違いありません。私が生まれて育った場所というのは、道内でも有数の豪雪地な上...
Aya
英語の原書を読むのって、楽しいといつも思います。何がどう、といわれてもまあ、色々あって一口では言えないわけですが。いやこれは決して私の文章力がないわけではなく。母語ではない言葉というのは、私にとって...
Aya