突然ですが、みなさんバイオリンを初めて手にした時、何をしたでしょうか?
感触もあやしいまま松ヤニを塗ってみる、恐る恐る音を出してみる、指を置いてみる...
人それぞれですね。
それでは、次。
初めてのレッスンで何を教わったでしょうか?
立ち方、構え方、楽譜の読み方など、これも人それぞれですね。
もちろん何が正解とかは言えないんですけれど、10年以上レッスンをしてきて気づいたことがあります。
それは、必ず理屈、理由が伴わないと、練習中も将来も自力で改善したり、
より良い方法を考えたり試したりできなくなりがちということ。
ここまでで言っていることがよくわからない、という人も多いかも知れませんが、僕の場合、
初めて僕のレッスンを受けられる方には必ず質問をしています。
「ヴァイオリンの音はどこから出ていますか??」
※注意※ f字孔ではないんですよ!
あくまで音が出ること、よりよい音をひき出すことは物理的な問題なので、
まずその仕組みをしらないといけないと思うんですね。
どこから音が出ているか分かったら、あるいは体感できたらあとはそのためにどう構えるか、に進めます!
ここまで読んでいただいた方。
たったコレだけの話?と思われるかも知れませんが、ものすごく大事なこと!!
イメージやフィーリングという他人には共有しづらい感覚は絶対にあるはずだし、
あるべきだと僕も思うんですが、そこをなんとか伝えていくために必要なことは
やっぱりバイオリンの仕組みを知ることであり、身体や筋肉、呼吸の仕組みを理解することだと考えています。
回應 (0)