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Cafetalk Tutor's Column

Ayaka Yoshikawa 講師のコラム

#2 小指が届かない!を解決する

2021年2月6日



  • 4の小指が届かない!
  • 音程がいつも低くなってしまう…

そんな悩みを抱えてらっしゃる方、いませんか?


私は子供の時に自分が無理して伸ばしていることに気付かず、大きくなって曲が難しくなって来た時に
弾けない…… という壁にぶつかりました。
そして分析の結果、小指を無理して取っているから速いパッセージが上手く弾けなかったり、4の指にヴィブラートがかけにくかったりしたんだと気付きました。


どんなに小さい手、短い指の方でも4の指を無理なくとれる「自分にあった形」を見つける方法を簡単にまとめたので、是非楽器を手にとって試してみてください◎








まずは1〜4の指を全て指板の上に置いてみましょう。
自分の手の形を見つける為のチェック項目は3つです!


  • どの指もリラックスして置けていますか?
手のひらに卵を入れるようなイメージを持ってみましょう指が突っ張ったり、逆に立てすぎていると卵は割れてしまいますね。


  • 手から腕までが一直線になっているでしょうか?手首が出たり、引っ込んだりしていませんか?
自分の手から腕までが一直線になっているか良く分からない…!という方は、まずヴァイオリンを下ろし、エアでヴァイオリンを構える形をしてみましょう。
ゆらゆらと肘を左右に揺らしてみて、段々と振れ幅を減らしていくときっと自然な場所に落ち着くはずです。

心地よい状態を見つけたら左手はそのままで、右手でヴァイオリンを持ち、左手の上にヴァイオリンを置いてあげます。心地よい状態は変わっていませんか?



  • 親指ネックを握りしめていませんか?
1〜4の指は指板に置いたまま、親指で円を描いてみましょう。滞りなく柔軟に回せますか?









いかがでしたか?「自分にあった手の形」を見つけられたでしょうか?
 


練習時間が取れてないから弾けないんだ…
手が小さいから届かないんだ…

それは要素の1つではあるかもしれませんが、いくらでもカバー出来る物です。
音を出せない時間にだってこうやって手のフォームは確認出来るし、
手の大きさは「自分にあった形」さえ見つけてしまえばなんの障害にもなりません。



実際のレッスンでは、生徒さんの手や体の状態を見ながらよりあなたに適したアドヴァイスを出来るので、もしご興味を持っていただけた方はリクエストをして頂ければ嬉しいです。

楽に無理なく弾けるようになって、より楽しく音楽をしましょう :)

本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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