2022年フランスバター不足、ガレットデロワが食べられないかも…

Rainbow Lay

フランスで新年のお菓子と言えば、「ガレットデロワ」。
1月6日の公現祭に食べられるお菓子です。

パイ生地の中にアーモンドクリームが入っていて、その中にはまたフェーブという小さい陶器が一つ入っています。
切り分けてそれが入っていたら王様になって、ガレットデロワの上にある王冠を被ります。



ウィキペディアより
フランスの地方ごとに少しずつ異なるが、最も一般的なものは紙の王冠がのった折りパイフランジパーヌアーモンドクリーム)が入ったパイ菓子で、中にフェーヴ(fève、ソラマメの意)と呼ばれる陶製の小さな人形が一つ入っている。公現節1月6日)に家族で切り分けて食べ、フェーヴが当たった人は王冠を被り、祝福を受け、幸運が1年間継続するといわれる。名称の「ロワ」(王たち)とはフランス語で「ロワ・マージュ」(rois mages)と呼ばれる東方の三博士のことである。


日本ではフェーブ入りは予約のみぐらいではないでしょうか。


フランスでは牛乳生産が下がり、バター不足で価格が上がっています。
日本では2021年12月下旬に牛乳の供給過多がニュースで取り上げられていました。

バターの価格高騰を受け、ガレットデロワの価格を上げたり、
バターを輸入したりして対応に追われています。
乳製品大国フランスが、と驚きです。


そしてまた驚きなのが、ガレットデロワの50%以上バターということ。
それはおいしいわけですね。


C’est 60% de beurre et 40% de farine.

バター60%、小麦が40%

パティシエによって違うと思いますが、50%はバターを使用しているのです。

しかも値段は25%上昇。

生産者が減っているとのことですが、その原因として
以前から牛乳生産者の利益が少ないことが問題になっていました。


日本のスーパーで1.5倍以上の値段で売られるフランスのバター。
日本の物とは全然違います。だからフランス小麦と合わせたクロワッサンなどのパイ生地のものがおいしいのは納得です。
フランスのバターは本当においしいです。

問題が解決するといいです。

本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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