前回、老人ホームの種類についてお話ししましたが、今回は、老人ホームの選び方のお話です。
何を基準に選べばいいのか、選ぶ際に気をつけなければいけないのはどんなことがあるのでしょうか。
1.入居条件
自分がどんなに入りたいと望んでも、いくつかの条件をクリアしていなければ入居できません。
1)介護度
介護度は要支援1~2・要介護1~5に分けられていますが、この介護度によって受け入れられるかどうかが決められています。例えば、要支援の人は特別養護老人ホームには入ることはできません。
2)年齢
ほとんどの施設は60歳以上、または65歳以上という条件になっています。ただし、特定疾病認定を受けていれば、60歳未満でも入居できるケースもありますので、該当する場合は確認が必要です。
3)収入
入居してからの支払い能力があるかどうかがチェックされます。お金がなければ全く入れないというわけではありませんが、今から十分備えておいた方がいいでしょう。
4)身元引受人
入居の際には身元引受人を立てるのが普通です。病気になった場合、亡くなった場合の連絡が必要だからです。ただ、引受人がいない場合でも対応してくれる施設もあります。
2.チェックポイント
入居条件をクリアできたら、今度は自分の望む条件に合っているかどうかのチェックです。
1)医療体制
老人ホームでは入居者一人に対して介護士何人というように人員配置について細かく決められてます。介護士がどれくらいいるのか、看護師はいるか、夜間の医療体制、病院との協力体制など確認しておくと安心です。
2)食事
食事は毎日のことなので、おいしく食べられるかどうかも大事なことですが、介護が必要な方は特別食のことも考慮しなければいけません。食べやすく加工している、キザミ食、ミキサー食など対応してくれるかの確認が必要です。
3)イベント
施設によってレクレーション活動、サークル活動が盛んなところとあまり積極的に行っていないところとあります。ご自身のライフスタイルに合った過ごし方を見つけることが大事です。
3.どこに相談するの?
ケアマネージャーがついている方はケアマネージャーに、市区町村の福祉課に相談することもできますし、民間の相談センターに相談することもできます。選択できる施設情報をたくさん持っているところに相談するのがお勧めです。
老後の過ごし方を考えて、今から資産形成・ライフプランを考えてもいいかもしれませんね。
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