英語基礎講座⑤:英語はできるだけ〇〇しろ

Yoshi Sensei



お疲れ様です、Yoshiです。


読むと英語が伸びやすくなるコラム、英語基礎講座の第5回目。


昨日に引き続きレッスンが多い1日ですが、英語基礎講座は続きます。


さて、今回はピーキング寄りの話を。



スピーキングが上手くなりたいという方、非常に多いです。


Yoshiのレッスンを受ける方の多くが重視するスピーキングですが、


実は教科書や文法書は教えてくれないコツがあります。


今日はそのコツをお話ししましょう。



▼今までのバックナンバーはこちらから読めます▼


英語基礎講座①:ライティングで「記録」を残せ


英語基礎講座②:ライティングで「話法」を磨け


英語基礎講座③:ライティングで「教材」を作れ


英語基礎講座④:「インプット<アウトプット」を守れ



●●●英語はできるだけ〇〇しろ●●●


さぁ、今日は空欄が1個だけ。


英語はあることを意識すると格段に話しやすくなります。


それはなんでしょう?






正解は、


英語をできるだけ短くすることです。




英語初心者〜中級者によくあるパターンが、


話すことを考えながら話すうちに、


つい同じような内容を繰り返してしまったり、


話にオチがつかないままダラダラ話してしまう場合。



話し相手がこんなふうに話してきたら、


聞く方も疲れてしまいます。


できるだけ英語は短く、


語数を少なくすることで、


相手に伝わりやすい英語を話しやすくなります。



同じ内容を聞くとしても、


いつも1分で手短にまとめてくれるAさんと、


10分以上話してくるBさんなら、


Aさんと仕事したい人の方が圧倒的に多いはずです。


英語を使ってコミュニケーションを取るなら、


正確で伝わりやすい語彙や表現を選びながらも、


できるだけ少ない語数で話す方がおすすめです。



●●●言いたいことが伝わるなら短いほうがいい●●●


日本人にとって、英語を手短に話すことは難しいです。


なぜなら、日本独特のおもてなしの文化として、


できるだけ情報は全部伝えてあげたい、


できるだけ丁寧に伝えてあげるべきだ、


伝え忘れがないように慎重に、


という思考が無意識に働くからです。


そうでないと、なんだか失礼で無責任な感じがしますよね。



ところが、英語を話すときは


この思考は控えめにした方が


コミュニケーションは成立しやすくなります。




実例をあげましょう。


コロナの状況も徐々に改善しつつある最近では、


在宅勤務から出社に切り替わる方も増えてきていますよね。


通勤・通学するときの電車でのアナウンスに注目です。


「電車とホームの間が広く空いているところがございます。お足元に十分ご注意ください。」


というアナウンスが流れますよね。


そのあとに英語で、


「There is a gap between a train and a platform, so please be careful.」


のように流れます。


イギリスの地下鉄でも同じ内容のアナウンスが流れますが、


その英文の長さが全然違います。


さて、では問題です。



「電車とホームの間が広く空いているところがございます。お足元に十分ご注意ください。」


この案内はイギリスでは英語でどのように表現されているでしょうか?


ちょっと頭の中で英訳してみてください。





できましたか?


それでは答え合わせです。



正解のポスターはこちらです。





“Mind the gap.”


が正解でした。


“Mind”は「〜を気にする」という単語ですね。



日本語で2行になるアナウンス文は、英語だと3単語になります。



このポスターに、英語のエッセンスが詰まっています。


もちろん車内アナウンスではもう少し丁寧に流れることもありますが、


“Mind the gap. Mind the gap.”と、


端的に自動放送が繰り返されることがかなり多くなっています。



要するに、


乗客に「足元に気をつけろ」と伝わればいいわけですよね。


なら、端的に「Mind the gap.」と言えばいいんです。


「電車とホームの間に」とか、


そうした情報は優先事項ではありません。



言いたいことだけを的確に、端的に伝える技術。


英語を使うときに意識してみてください。


スピーチやプレゼンでも使えます。




●●●おわりに●●●


今回のコラムでは、「英語はできるだけ短くしろ!」という内容でお話ししました。


英語を話すときは短くスパッと話を終えて、相手に話をどんどん振ってみてくださいね。


皆さんの英語学習に役立ちますように。




Yoshiは現在、今日紹介したような英語を上達させるコツが身に付くライティング強化レッスンを行っています。


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英語基礎講座は連載コラムです。 

次回の英語基礎講座はこちらから読めます。

 

本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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