あと1年で、日本へのはじめての留学は10年になります。そのためかわかりませんが、大学にいた時の話を思い出しました。
留学願望みたいな文章を書いて、その文章を留学関連担当の先生に見てもらいました。その時の先生の言葉は今もはっきり覚えています。
「文章をよく読みますか?」と聞かれました。えー?どうしていきなりその質問なのと思いました。でも、その先生の言葉がすぐわかりました。「書いた文章はよくないってことだね」と気付きました。
担当先生と確認したら、その通りでした。日本の大学への書類なのにおかしい日本語を書いてしまいました。当時、今より書く力が低くて仕方ない状況でしたが、そのまま書類を提出するわけにはいきませんでした。結局、その先生が文章を修正してくれて、大学に提出しました。
今振り返ると、母語も文章を読めば読むほど語彙力を上達するのに、なぜか外国語が違うと思い込んでいました。とはいえ、当時はどんな文章が読めるかと言ったら、ふりがな付きの漫画しか読めませんでした。
もっと日本語を読めと言われてもすぐ読めるわけではないと当時の私は正直に思いました。しかし、漢字と単語をしっかり憶えてから読むとはそもそもいつ文章を読むかと考えてしまいますよね。
先生のおかげで書類選考には問題なく、留学の許可を得られました。
しかし、そこから毎日1本のニュースや記事などを読むことにしました。「読めてから読む」のではなく、今からできる範囲で読んでみるという考え方が大事だと思います。憶えた漢字と単語を忘れてしまうかもしれませんが、憶えては忘れる、忘れては覚えるという感じで進んでいけたら十分です。
何もしないよりマシです。行動し続けたら、必ず報われます。
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