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Cafetalk Tutor's Column

Toria 講師のコラム

海底の石、どん底のわたし②

2022年7月21日

*海底の石、それは…わたし①を読む

こんな”おバカなわたし”にも、それほど勉強しなくても得意な科目があった。
それは、現代国語、政治経済、音楽♪
どれも、ビミョ~なとこである◝(⁰▿⁰)◜

加えて、英語は洋楽好きだったので
ソコソコ頑張っていた。

前出の音楽であるが
実は小学生の頃から何故か担任教師から合唱団入団を進められ
中学時代は、音楽教師から声楽を目指してみたら~と言われ
高校時代にも、これまた音楽教師から歌の才能があると言われた。

しかし、音大は金が掛かる。
それに・・・
このわたしに、そんな学力はない\(。⊿°)/

高3になり、女子のクラスメートの多くは
「短大の英文科」を志望する子が多かった。

小さい頃から、何もなりたい職業もなく
お嫁さんになりたい!などという思いもない。
幼い頃から高校時代と
夢なき子は「今」で書いた通りなビジョン無きわたし…。

とりあえず、周りの友達の進路の傾向を見習って
「短大の英文科でいいよね!」
それが、わたしが私に語り掛けた
とりあえずの夢となった。

ところが! 思ってもみない障害が待ち構えていた。

我が家の母…
恐い母である。厳しい母である。
でも、私が夏休み3日前に宿題を父親動員でやっていても
それはスルーしていた母である。

そんな母が、私の進路希望を見事にぶち壊した。

「Toriaちゃん、英文科なんて行っても役に立たないんだから
もうちょっと、社会に出て役に立つ学部に行きなさい」

内心、えぇぇぇぇぇ~(-_-;)と思いながらも
わたしは、それを覆すだけの強い意思もなく
簡単に、希望の進路を変えた。

短大の経営科。

響きが可愛げがない…。

そう思いながらも、わたしは推薦入試のために
小論文のトレーニングに力を入れ
12月半ばに試験を受けた。

そして

見事に落っこちた( ̄□ ̄;)

担任教師もわたしも、まさか落ちるとは思ってもみなかった。
それなのに…
嗚呼、それなのに…。

わたしは、不合格通知を握りしめ
向かった先は、担任教師ではなく
隣のクラスの担任のT先生のところだった。

小論文の特訓に、毎日付き合ってくれたT先生。
「今」その先生の前で、わたしは滂沱の涙を流し
受験の失敗を、この世の終わりとばかり泣き続けた。

泣いても泣いても
先生から、何を言われても
絶望と悲しみしか襲ってこない。

小さい頃から今まで、さほど勉強してこなかったのだから
当たり前の結果だよ!と胸の内で呟く自分がいる一方
「ちょっとは頑張ったよね!」とほざく自分が、情けなかった。

高3の冬、あと半月で大晦日。
周りの友達は、年明けの受験に向けて頑張っている。
担任教師は、年明けに「本受験をしよう!」と明るくわたしに勧めてくる。
でも、わたしは
もう何もしたくなかった。
やる気がない。
もう勉強したくない。
この期に及んでも、やっぱりバカ者であった。
どん底のわたしは
この後さらなる「どん底」を見る事になる…続きを読む

未来玲可「海とあなたの物語」(1998)

受験を失敗した時、まぁ~よく
あれだけ泣いたもんだ!というくらい、泣きましたね。
付け焼刃のような勉強では、ダメだったわけですよ。
でも、そこからまだ「どん底」が待っている~Toriaらしいねぇ。

TORIA (o ̄∇ ̄)/

本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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