ブラックジャー ブルー!
※この物語はフィクションであり、
実在の人物・団体・事件とは一切関係ありません。
ブルーはレッドと対照的。
ゴリ押しではなく理論で話すタイプ。
塾内では一番光っていた。
ブルーの特技は話すこと。
こと、話術においてはブルーに勝てるものなし。
ガイダンスや保護者会などの説明会で右に出るものはいなかった。
(話が上手い人ってブルーのような人か)
と勝手に納得した。
私はブルーの授業は上手いと評価していたが、
「そんなに上手くない」
と友人がピシャリと言い放って冷めた。
辛口の友人が言うにはどうやら、ブルーでも平均的らしい。
ということは、一体全体どういうことだろうか?
はるか昔、ブルーは元レッドの立ち位置にいたらしい。
それが何か色々紆余曲折ありヒラになったそうだ。
ブルーも過去に何かしでかしたのでは?
ブルーはいつも陽気なキャラ。
「そんなに明るい秘訣ってなんですか?」
と一度聞いたことがある。
「いや別に、俺家では普通の人だからね」
と誤魔化された。
流石に家でもあのテンションじゃ疲れるよな、と思った。
実際疲れるようで、ブルーは結構病気に弱かった。
講習会中に風邪に罹り、
講師・生徒・保護者から非難轟々だったのは言うまでもない。
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