Japanese short essay 『落語(らくご)に助けられる』

今週のテーマ: 何があっても笑顔になれるものを1つ教えて下さい。

LISA HAYASHI

みなさん、こんにちは!日本語TutorのLisaHAYASHIです。

夏の疲れが出やすい時期、体調を崩していませんか。

体調を崩すと、気持ちも沈みやすくなりますね。


昔、体調がとても悪くなったことがあります。

思うように動けない日々が続いて、気持ちまでとても暗くなりました。

誰かと話したりするのもイヤ、出かけるのもイヤ。

そんな私を助けてくれたのが、落語(らくご)でした。


落語というのは、日本の明治時代に広まった演芸(えんげい)です。

噺家(はなしか)さんと呼ばれる演者が、ひとりで何人もの役をやって話をします。

話の最後には、必ず「落ち」と呼ばれるおどろくような展開があります。


また、昔話のようなものから、現代を舞台にしたものまで、いろいろあります。

とくに創作落語と呼ばれる、噺家さんが自分で作ったものは、

時事ネタが盛り込まれていてリアルでとても面白いです。


出張が続き、過労になっていたとき、飛行機の中である噺家さんの創作落語を聞きました。

飛行機の機内プログラムに、落語を聞かせてくれるものがあったんです。

眠れないほど疲れていたのですが、落語を聞いて涙が出るほど笑いました。

飛行機の中ですから、必死になって声を押し殺したのですが

それでも時々「ぶっ」と噴き出してしまいました。


落語を聞き終えて飛行機を降りるとき、とても身体が軽くなっていたのを覚えています。

人は、腹の底から笑うと元気になれるんだなぁ、と思ったできごとでした。


機会があったら、日本語の落語(らくご)を聞いてみてくださいね!

本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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