運用させるのは怖いから定期預金にしておこうという方も多いと思いますが、知っているようで知らない定期預金。最近は1週間定期なんていうのも出ています。いったいどういうところに気を付ければいいでしょうか。ポイントをまとめてみました。
1) 定期預金にする目的を考える
まずは、これから先、何にどれくらい必要になるのか、お金の計画を立てましょう。例えば、5年後に住宅を買う、10年後に子供が大学なのでそれまでにお金を貯めておく、などです。それに合わせて、金額や預け入れ期間を決めて行くと決めやすいでしょう。
2) 余裕資金で始める
定期預金には、原則として満期まで引き出しができないというデメリットがあります。すぐに使うお金を定期預金にしてしまうと大変です。
いざという時すぐに使えるお金は普通預金に残しておき、それ以上に余裕があるお金を定期預金にしましょう。
3) 預け入れ期間、預け先、金額、通貨、金利などしっかり吟味
ネット銀行にしようか、リアル銀行にしようか、あるいは円にしようかドルなどにしようか、検討してください。
できれば、金利の高いネット銀行をお勧めします。近くのATMで入出金ができれば利用可能です。
円の場合、現在の金利は高くありません。将来下がる場合もありますが、上がる場合もあります。使うのがずっと先であっても、途中で見直しができるように期間はそれほど長くしない方がお勧めです。
4) 分散させる
中途解約を避けるテクニックとして、1本で預けないで、小口に分けて預け入れるということです。こうしておけば、お金が必要になったときに1部だけ解約するということも可能ですし、預け方を変えておくことでリスク分散にもなります。
5) 万が一解約の場合についても調べておく
万が一中途解約しなければいけなくなった場合、中途解約の条件は銀行によって違います。最初に定期預金の種類を選ぶときに、併せて解約した場合の条件も確かめておいてください。中には中途解約を認めない銀行もあります。
6) 時々見直しをかける
今は低金利が続いています。固定金利で長期間預けてしまうと途中で見直しができません。金利にそれほど差がないなら、短めの期間にして満期が来た時に見直しをしましょう。
あるいは今想定していないお金が必要になるかもしれません。解約ではなく、満期が来た時に振り分けができるように動かしやすい期間を設定しておきましょう。
7) 税金がかかる
見落としがちですが、利息には20%の税金がかかります。
ですから、例えば100万円で金利1%の1年定期預金場合、利息は1万円になりますが、20%税金がかかりますので、手元に入ってくる利息は8000円です。実質金利は0.8%ということです。
以上を参考に定期預金を考えてくださいね。
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