養生訓(原文)
すける物は脾胃(ひい)のこのむ所なれば、補(おぎない)となる。李笠翁(りりゅうこう)も本姓(ほんせい)甚(はなはだ)すける物は、薬にあつべしといへり。尤(もっとも)此理(このり)あり。されどすけるまゝに多食すれば、必やぶられ、好まざる物を少し、くらふにおとる。好む物を少食はゞ益あるべし。
意訳
好きな食べ物は、身体に良いといいます。古人も、「生まれつきの好物は、薬にあたる」と言っています。ただ、過食は禁物です。
気づき
食べたいと思う食材があるときは、身体が欲していると聞いたことがあります。ただ、何事も、適度が大切かも知れませんね。
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