英語の勉強を続けているのに、前ほど学習の成果を感じられない。むしろ前よりもできなくなっているような気がする
安心してください。これは英語学習者によくある悩みです。
では、なぜ英語が伸び悩むのでしょうか?
その答えは「U字カーブ」にあります!
英語学習の「U字カーブ」とは
英語学習の「U字カーブ」は、正式には「U字型学習曲線」と言います。これは、英語学習の成長過程をグラフにした場合に、U字のように変化することから名付けられました。
つまり、英語学習の観点から言うと、初期段階では正確性が高いですが、学習を進めるにつれて正確性は徐々に下がります。しかし、さらに学習を進めることで、再び正確性が上昇します。これが、U字型学習曲線です。
そして、U字カーブの下降期や最低点の時期に位置している時に、学習者は上達が実感できないと感じることが多いのは、この現象が原因です。
英語の勉強を始めた時は正確さが高い
学習初心者は、英語の基礎的な単語や文法などを身につけるため、正確性が高く、簡単な文章や会話をすることができるようになります。
これは、学習初期は学んだインプットに対して、意味的なかたまりである「チャンク」単位で覚え、それを真似しようとするためです。つまり、正しい内容を丸暗記しているような状態です。
例えば、英語を習い始めた頃は、疑問を抱かず、習ったままの動詞の過去形を覚えることができます。
go→went、play→played、take→took、laugh→laughed のように、見よう見まねでそれぞれ個別に習得することができます。
諦めずにコツコツ勉強を続けることで、正確さは再上昇!
正確性の低下期にあっても、学習を続けることで、より多くの知識をインプットすることができます。その結果、学習初期に比べ、文法や表現に対してのパターン抽出の精度が上がり、過去の間違いも修正され、正確性が再び上昇していくことになります。
例えば、さらに学習を進めることで、規則動詞と不規則動詞をきちんと区別できるようになります。その結果、正しい形式を使用することができるようになります。
goedではなくwent、takedではなくtookといった具合に、再び正確に言葉を使用することができるようになるのです。
まとめ
英語学習において「U字カーブ」という現象について解説しました。「U字カーブ」とは、英語学習において学習初期には正確性が高いですが、学習を進めるにつれて正確性が低下する現象を指します。しかし、学習を続けることで、より多くのインプットと共に、正確性は再び上昇します。
最近伸び悩んでるな、と感じたらぜひこの「U字カーブ」を思い出して、学習を続けてください。
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