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Ciao! チャオ〜?

ARI T.

どうも!
「カタカナ発音を撲滅し隊」隊長ARI T.です!

Ciao!ってイタリア発祥ですけど、
他のヨーロッパの皆様、普通に使っているんですよね〜。
他の国の方に「ciao」って言われてビックリしました!w

そんな誰もが知っていると言っても過言でない「Ciao」。
イタリアで使っていらっしゃる方も多いことと存じますー。
英語の「Hi!」的な感じで。
レストランや、お店でこの挨拶をしている観光客の方々を多く目にしますが、、、
(私も今や観光客です)
基本NGです。
これは親しい友人間でのみ使う挨拶なのです〜(汗
いえね、無言よりず〜っとマシですよ、
はい。
すでに素敵です、その気持ち♪

もしも皆さんが、日本でお店やホテルや、
公共の施設に入った時に
「やっほ〜!」的な挨拶を日常的にする方なら、
ciao!と言ってもOK。
いや、OKではないけど、整合性があります。
でも、皆さんが旅先のホテルのフロントで、
いきなり「やっほ〜!」的なことを言う方でなければ、
やっぱりそういう場面でCiaoはNGです。
「Ciao=ヤッホー」とうわけではないのですが、、、

で、今日のメインテーマはそこではなく、
ciaoの発音のお話。
(イタリア語学習者さん以外は、
 気にせず「チャオ〜!」の発音でいいですからね♪
 場面だけ選んでね(^^;)


1)
重箱の角をつついてまわる私の発音・音読レッスンを取ってくださっている方々はすでにご存知のことと思いますが、
ciaoの「Cia」は日本語の「チャ」じゃないんです。
微妙に、微妙だけど、微妙に違う。
この「微妙に違う」ってとっても大事です。
神は細部に宿るのです。

2)
チャオ〜!
はないわぁ〜(^^;
これはイタリア語的にはあり得ないんです。
わかってます、細かいです。
でもね、すごく重要なポイント。
イタリア語っていうのは、
単語のアクセントの位置が決まっています。
何がどう繋がっても、
どんなイントネーションで話されようとも、
アクセントの位置は絶対です。
(標準語基準でね。
 方言でアクセント位置が変わる単語、あります)
 ciaoのアクセント位置は「a」なんです。
「アクセント=伸ばす、抑揚を上げる」は、
日本語話者の中に蔓延る大いなる誤解なのですが、
「伸びる」はOK。
「伸ばす」じゃなくて「伸びちゃう」はアリアリです。
ですから、伸ばしたいなら「ciao」」の「a」なのです。
伸ばさなくていいんですよ!
伸ばす必要はありません!
だけど、気持ちを込めてどっかが伸びるとしたら、
絶対的にアクセントが置かれる母音です。
その上で「o」を伸ばすならOK。
そこが伸びてるなら、他の母音が伸びてもいいのですが、
アクセント母音が伸びてないのに、
他が伸びるのは変。
通じますよ!
ただ、変なだけです。


イタリア語ではアクセントの位置が非常に重要なので、
常について回る問題。
言い換えれば、
これを理解すれば、
チャオ〜!
ボンジョルノ〜!
とは絶対に言わなくなります。

やっぱり語学は、
最初に基本を理解すると、
悪戯なミスを避けることができるんですよね〜♪

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This column was published by the author in their personal capacity.
The opinions expressed in this column are the author's own and do not reflect the view of Cafetalk.

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