イスタンブールの隅っこで ~春の公園編~ 

A Suzuki

皆さま、こんにちは。トルコのイスタンブール在住のSuzukiです。
雨と曇りの日々が続いているイスタンブール。本日はテラスを離れ公園でチャイ(お茶)を飲みながらつぶやきます。

久々の雨の晴れ間に、娘ちゃんが「公園でバレーボールしたい!」とのことで、バスを二本乗り継いで我が家から一番近い公園にやって来ました。 我が家から約5㎞の位置にあるこの公園「日本だったら自転車で『いってきま~す!』って遊びに行ける距離だよなぁ…」と思いつつ、ここは自転車走行が自殺行為のイスタンブール。仕方ないっす。そもそも坂も多いですしね。しかも、蔵王の「横倉の壁」を思い出すレベルの急斜面、もとい急坂ばかりですしね。

娘ちゃんと息子君がボールを追いかけるのを横目に、私は近くのベンチに座って魔法瓶からお茶を飲みます。あ、魔法瓶ではなく最近の呼び名はテルモス?サーモス?と言うんでしたっけ?
ちょうどチューリップもあちこちで綺麗に咲き始めていました。やはりトルコの春はチューリップですね。うん、久々の公園だ、私ものんびりしよう!

…いやいや、そんな場合ではない。そろそろ新しいレッスンを作らねば。「数式を使わない物理シリーズ」と称したのに、まだ2つ分しか作っていません。ほとんど趣味で作り始めたレッスンですが、先日も生徒さんに「これ、シリーズ物ですよね?」と確認され「はい、すみません、月に1つは新しいネタを出したいと思っています、はい、頑張ります!」という会話をしたばかり…。

ネタ、ないかな~?ボールを目で追い「ボールに関する話題はどうだ?」曇り空を見上げ「空の色、雲の色の話題?」魔法瓶を見て「真空の話題は何か面白いのあるか?」など、ぼんやりと長考にふけっていると、なぜか娘ちゃんと息子君がこちらに戻って来ます。二人が遊び始めてから、まだほんの十数分。

「?」「転んだ」「???」「ボール追いかけていったら、泥沼があった。滑って転んだ」

…いや、娘ちゃん?公園に泥沼はないと思うよ?せいぜい「ぬかるみ」じゃないかな?
それより…16歳になっても、ここまで見事に泥んこになれるんだねぇ…いったい、ど~いう転び方をしたんだろう?びっくりだよ。お尻も背中も泥がべったりビショビショだよ。しまった、ボケっとしていて転ぶその瞬間を見損ねた!
さすがに16歳の着替えは、おかーちゃん持ってきてないわ; 徒歩圏内に服を売っている店もなし、まだ風は冷たい。風邪をひいてしまう…うん、帰ろう。
(↓泥を手で落とせるだけ落としてから、水道で手を洗う娘ちゃん)

今日は、バスに乗って、公園に行って、お茶一杯飲んで、泥を落として、家に帰って洗濯して…結局、ネタは思いつかなかったなぁ。
さて今日も、いつもと変わらない一日が終わろうとしています。明日も平和な一日になりますように。
本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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