次のリサイタルのプログラムの曲目に、バッハ平均率クラヴィーア曲集第2巻第4番を入れています。
これまで主にタチアナ・ニコライワとイエルク・デームスの演奏を聴いてきました。
バッハでは、CDを聴き漁るということはせず、楽譜から読み取るようにして、コンクールや音楽学校の試験の課題曲として、弾いてきました。
バッハのインベンションは指の訓練のために24調を使用して書かれましたが、平均率もそういう面もあります。
音楽的にはとっつきにくい曲がおおいですが、美しい曲もあります。
バッハ平均率クラヴィーア曲集第2巻第4番のフーガは、二重対位法という作曲技法が使われ、途中から第1テーマと対立する第2テーマが現れます。
バッハはベートーヴェンに多くの影響を与えた作曲家ですが、第九のフーガはそれから影響を受け、発展させたフーガとなっております。
二番目のテーマがどこから出てくるのか探しながら聴くのも、面白いと思います。
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