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Cafetalk Tutor's Column

Tutor Keisuke.H 's Column

I was a bocchi.⑤

Mar 24, 2024

最古の悪夢は赤い部屋。
いつ見たのかはわからない。
気味が悪かったことだけははっきり覚えている。
 
夢の中の時間は夜だった。
家の窓から外を見ると隣の棟が見える。
いつもと違うのは隣の塔の壁がないこと。
こっち側だけ壁がなくて他人の家の様子がわかる。
異変はそれだけではなかった。
照明が全部赤一色だった。
部屋も廊下も階段も全てが赤。
その状態でみんな普段通りに生活していた。
 
テレビを見る人、本を読む人、料理をする人。
何の変哲もない日常。
「なんで、誰も変だと思わないんだ?」
私は世界の異分子のような気がして具合が悪くなった。
その場から離れて家から逃げようとした。
家から出ても階段の照明は赤かった。
 
そこで夢は終わる。
今も鮮明にその景色を覚えている。
忘れることができない悪夢。
事件や事故ではなかった。
赤い世界はとても気持ち悪かった。
 
悪夢にうなされた後、母を起こして伝えたが、
表現が難しくて上手く話せなかった。
何が怖かったか説明できなかった。
結局、理解されることはなかった。

This column was published by the author in their personal capacity.
The opinions expressed in this column are the author's own and do not reflect the view of Cafetalk.

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