謝り方いろいろ

Candice Nina

謝る時のフレーズでおそらく一番最初に思いつくのが “(I’m) sorry” だと思います。相手の言っていることがよく聞こえなかった時にも “Sorry?⤴” と聞き返せますし、やたらすぐ謝ることに定評があるカナダでは日本の「すみません」と同じ感覚で使える便利な言葉です。


なお、“I’m 〇〇 sorry” と、言葉を加えることによって、同じ「ごめんなさい」でも違う色を出すことができます。


・I’m so sorry
 So=すごく。『マジで』ごめんね!という感じです。

I’m deeply sorry
 Deeply=深く。『深く』お詫びをしているイメージです。

I’m terribly sorry
 Terribly=ひどく。『大変』申し訳ないニュアンスがあります。

I’m truly sorry

 Truly=本当に、心から、誠に。『誠に』申し訳ない印象を受けます。


(なお、sorry には「お気の毒です」という意味合いもありますので、「大変お気の毒です」と伝える時も “I’m terribly sorry” などの表現を用いることができます。)


便利フレーズの “I’m sorry” ですが、ビジネスで使う時はカジュアルに聞こえすぎてしまう可能性があります。そんな場面で使えるのが “I apologize”“My apologies” です。


・Apology(名詞)=謝罪

Apologies(名詞・複数形)=謝罪

Apologize※(動詞)=謝る
 ※Apologizeはアメリカ英語、apologiseはイギリス英語の綴りです


雰囲気は日本語の「お詫び申し上げます」に似ています。日本語で「申し訳ございません」と言いたい時にapology系のフレーズを使うと、英語でも丁寧さを維持できます。


We sincerely apologize for the inconvenience.
 ご迷惑をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます。

My apologies for the late reply.
 返信が遅くなり、申し訳ありません。

I apologize for the oversight.
 見落としがあったことをお詫び申し上げます。

 (Please accept は、「お納めください」という意味合いを持ちます。)

Please accept our sincere apologies.
 心よりお詫び申し上げます。

【最後に】ビジネスにおいて英語を使う際、本当にやらかしてしまって謝罪をしなければならない時以外は、謝る表現をできるだけ使わないことをおすすめします。英語圏では confidence(信頼、自信)が重要視されるため、謝ってばかりいると「この人って本当に信頼できるのかな?」と怪訝に思われる可能性があります。そこで、「すみません」と言いたい場面で、代わりに「ありがとう」を使うとどうでしょう:


My apologies for the delay → Thank you for your patience
 遅れて申し訳ありません → お待ちいただきありがとうございます

Sorry, I totally missed that → Thanks for letting me know
 すみません、すっかり見落としていました → お知らせいただきありがとうございます


「ありがとう」の方が、言う方も言われる方も暖かい気持ちになりませんか?ネガティブな「すみません」から、ポジティブな「ありがとう」へ。日本語でも大分印象が変わりますね。

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