今年の2月に外国語としてのイタリア語教授資格DITALSを受験し、基礎レベルBASE認定を頂くことができましたので、ご報告させていただきます。
生徒様に安心して、より効果のあるレッスンをお届けしたい、という思いで取得した資格。
そこで、今回は3回に分けて「語学と資格」という事についてお話ししたいと思います。
外国語としてのイタリア語教授法認定試験、DITALS
この試験は、シエナ外国人大学が行っています。
イタリア語の教授法ですので、ヨーロッパ言語共通枠というレベル指標が中心になります。
ヨーロッパ言語共通参照枠とは、外国語レベルのひとつで、初級のAから中級のB、上級のCとレベルが分かれていて、そこからさらに1・2と分かれていきます(A1-A2、B1-B2、C1-C2)。
私が取得したレベルは、B2レベルまでの学習者を対象としています。
B2までの教科書を見て分析をしたり、学ぶ文法・学習対象者・練習問題の種類や効果について考えを述べたり、外国語を教える上での教授法の歴史や知識が問われる試験です。
自分が歩んできた勉強の道ではなく、別の目線での教授法に触れた喜び
これまでは、自分が勉強してきた方法、効果があった方法を生徒様にお薦めすることが多かったです。
しかし今回の受験では、いろんなテキストを読み、試験前は毎日分析をしました。
どういう教え方が効果があって、どういう教え方が効果が薄いのか、その根拠はなんなのか。
また、研究が進んでいる心理学や言語学からの観点で、今まで自分が教えてきた方法を客観的に見ることもできました。
「これがいい」と思って使っていたテキストが、最新の教授法から見たら古いアプローチだった
山頂にいろんな人がいても、みんな登ってきた道が違う。
それぞれが、「自分がやってきた方法が一番いいはず」と肯定的に捉えていると思います。
でも、私が信じてやってきた勉強方法が合わない生徒さんも、もしかしたらいらっしゃるかもしれない。
ちょっと離れて、「今の教授法」とはどんなものなのか。知りたくなりました。
レッスンでも、早速取り入れています!
DITALS教授資格は、まだ上のレベルがあります。
次のレベルを目指して、私の努力は続きます。
でも、早速学んだ事を活かして、レッスンをより充実させていますよ!
より楽しく、より自由に話せるよう、日本人としてのアプローチと、イタリア語教授法のアプローチ、ハイブリッドでレッスンを行っています。
私にしかできないレッスンをお送りできるよう、これからも精進して行きます。
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今回は生徒さんがいかに効率的に学ぶ事ができるか、を考える試験。
自分自身のために受けたイタリア語検定やCILSも楽しいですが、イタリア語の講師をしている自分にとって役立つ資格でしたし、とても幸せな準備期間でした!
次のコラムでは、いよいよ1ヶ月後に迫ったCILS検定試験について書きます!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
NORITALIA
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