相手があんしんしてきいていられる、日本語
「私(わたし)の日本語(にほんご)は、おそくて、聞(き)きにくいですか」
とくに、ふだんテンポよく話(はな)す言語(げんご)を使(つか)っている人(ひと)ほど、
日本語(にほんご)を話(はな)すときに不安(ふあん)になりやすいようです。
でも、まず伝(つた)えたいのは、日本語(にほんご)は、
「ゆっくり」が自然(しぜん)に聞(き)こえる言語(げんご)だということです。
日本語(にほんご)は「間(ま)」を大切(たいせつ)にする
日本語(にほんご)には、「間(ま)」があります。
ことばとことばのあいだに、少(すこ)し静(しず)かな時間(じかん)があります。
その間(ま)があることで、聞(き)く人(ひと)は
安心(あんしん)して、話(はなし)を聞(き)くことができます。
たとえば、「ありがとうございます」ということばも、
急(いそ)いで言(い)うより、
ゆっくりやさしく言(い)ったほうが、気持(きも)ちが伝(つた)わるのです。
やわらかさ、聞きやすさ
日本語(にほんご)では、速(はや)さよりも、
やわらかさや聞(き)きやすさが大切(たいせつ)にされることが、おおいのです。
つまり、はやく話(はな)すことが、上手(じょうず)とは限(かぎ)らないということです。
外国語(がいこくご)を勉強(べんきょう)していると、
「もっとはやく話(はな)さなければ」と思(おも)ってしまう人(ひと)がいます。
でも、日本語(にほんご)では、はやすぎる話(はな)し方(かた)は、
強(つよ)く聞(き)こえたり、いそいでいるような印象(いんしょう)になったりすることもあります。
音をつよく、前(まえ)に出さない
もちろん、自然(しぜん)な会話(かいわ)ではリズムも大切(たいせつ)です。
でも、日本語(にほんご)のリズムは、
音(おと)を強(つよ)く前(まえ)に出(だ)すというより、
水(みず)のようになめらかに流(なが)れていく感(かん)じに近(ちか)いかもしれません。
ですから、すこしくらいゆっくりでも、
ていねいに話(はな)している人(ひと)の日本語(にほんご)は、
とても好印象(こういんしょう)なのです。
「しずかさ」も、日本語(にほんご)の表現(ひょうげん)
日本語(にほんご)には、大(おお)きな抑揚(よくよう)をつけすぎず、
やさしく平(たい)らに、はなします。
感情(かんじょう)がないのではありません。
静(しず)かな話(はな)し方(かた)の中(なか)にも、
思(おも)いやりや、気(き)づかいがあります。
その人(ひと)らしい声(こえ)で、
落(お)ち着(つ)いて話(はな)すことが、
日本語(にほんご)らしさにつながることもあります。
つたわる日本語(にほんご)
大切(たいせつ)なのは、「相手(あいて)に伝(つた)わること」です。
会話(かいわ)の目的は、何でしょうか?
「こんど、いっしょにテニスをしませんか?」
「すみません、コーヒーをください」
「この服、大きいサイズはありますか?」
「Aさんのおっしゃるとおり、わたしもこのように考えています」
何か目的があるから、それを達成するために、会話をしますよね。
少(すこ)し考(かんが)えながらでも、ゆっくりでも、
相手(あいて)の反応(はんのう)をみながら、
ていねいに話(はな)す日本語(にほんご)は、とても魅力的(みりょくてき)なのです。
あいてに、”違和感(いわかん)なく”つたえるためには、なにがたいせつですか?
はやさよりも、ききとりやすさ(はつおん、文の構成)、やわらかさ…
実際に自分のことばで表現し、その習慣をつけましょう!

回應 (0)