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Cafetalk Tutor's Column

AKAsan 講師のコラム

お客様は神様ですか?

2017年6月14日

こんにちは! 講師のAKAsanこと赤木あつしです。

私は、タイ・バンコクに16年間暮らしています。
ということで、昨日に続き、「日本の常識はタイの非常識」をお届けしたいと思います。

給仕の子が着物を着ている割と高級な日本食レストランへ行ったことがありました。
案内された席は、冷房の風が直撃して、少し寒かったのです。
何と言っても、ジーンズにTとシャツですから。

それで私は言いました。「ここ、ちょっと寒いんだけど。」
これはもちろん、席を変えてくれるか、エアコンの風向きを変えてくれるなど、店側の対応を期待しての言葉です。

するとその言葉を受けた給仕の子は、ニコニコして言いました。
「私は暑いの。」

たしかに、そうかもしれませんね。
だって、着物をぴっちり着込んでいるのですから。

思わず笑うしかありませんでした。

当然、「お客様、申し訳ありません。では、あちらへ移られますか?」というような対応を期待していましたよ。
でも、そうではなかったのです。いや、まったく予想もしない対応でした。

でも、考えてみれば、私が期待したのは私の価値観に過ぎないんですよね。
自分が勝手に期待して、自分が勝手にがっかりした。それだけのことなんです。

常識というものは、場所や時間によって異なるもの。それを最初から知っていれば、他人の常識が違うからと言って、腹を立てることもありません。
そんなことを学ばせてもらった事例です。

ちなみにタイ語では、売り手の男性を「ポー・カー」、売り手の女性を「メー・カー」と呼びます。そして買い手(つまり客)を「ルーク・カー」と呼びます。

「カー」は商売のこと。そして「ポー」はお父さん。メーは「お母さん」です。
では、「ルーク」は? ・・・ 想像通り、「子ども」です。
商売においては売り手が親であり、買い手は子どもなのです。

このことからも、「お客様は神様です」なんて日本の常識は、通じないことがわかりますよね?
世界は広いのです。常識はそれぞれです。

※前日の「日本の常識はタイの非常識」も一緒にご覧いただけると、より理解が深まると思います。

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