さて、前回のコラムでは
読者の皆様に
「友達が多いのは良いことで、友達がいない、もしくは少ないことは、あまりよくない」
というのは、本当にそうなのか?
という疑問を投げかけました。
皆さん、考えてみてくれたかな??
ところで皆さん、希ガス元素(貴ガス元素)はご存じですか?
高校で化学を履修したことがある人は
見たこともあるかもしれませんが、
元素周期律表の1番右に位置する物質群を指します。
この希ガスに分類される元素は、ほかの元素にはない特徴があります。
なんと希ガス元素は、基本的には単独で存在し、化合物を作らないのです。
これはあくまでも仮説なのですが、
人間にも、人と群れるのがあまり好きではない(あるいは性に合わない)ため、
基本的に単独でいることが向いている人間もいるのではないでしょうか。
希ガス元素の英語名は、rare gases
これは発見当時、希ガス元素は存在量が少ないと思われていたため
rare gasesと名付けられました。
また日本語名では、「稀」という字は使われず、「希」を使用して、希ガスと表現されていました。
しかし化学の発展にともない、実は希ガス元素に分類される元素は多く存在することがわかってきました。
例えば希ガス元素の1つである、アルゴンは空気中に3番目に多く存在する元素と言われています。
つまり窒素、酸素に次いで量が多いのです。
なので英語名の「rare gas」が、適切ではないと見なされるようになりました。
そして英語名は、「不活性なガス」という意味合いの「noble gas」に変更されました。
そして日本語名も変更され、「貴ガス」となりました。
最近は高校の教科書も「貴ガス」と表記されているようです。(希ガスでも間違いではない)
「貴」という漢字には、不活性な(つまり反応しにくく化合物を作りにくい)という意味があるわけではないのですが、
日本語名では貴という漢字が使われるように変わったのですね。
そして、この「貴」という漢字そのものは、「尊い、身分が高い、敬意」などの意味合いを持っています。
私は希ガスと友達がいない人間はリンクするところがあると思っています。
私のような友達がいない人間は、
稀有な存在として、学校や社会の中で見られていました。
しかし実は友達を必要としない(群れることが好きではない)人間はこの世の中に一定数存在し、
その人たちは無理に群れようとか友達を作ろうと、世の中の価値観に合わせて頑張ってきました。
でも本当に友達がいないことはよくないのでしょうか?
友達がいない人は「自立をしている」、「自分ひとりで完結する」そういった貴い存在なのではないでしょうか?
元素の世界も人間の世界も同じ。
貴ガス元素が化合物を作ろうとしても、難しい。
それは貴ガス元素の性質が化合物を作ることに向いていないから
貴ガス元素は単独でこそ、のびのびと力を発揮する。
それなのに学校では
いっぱい友達がいるのがいいこと、という価値観が刷り込まれる。
好きな人同士で、グループや班をつくりましょう!と言われたとき必ず余る。
3人や5人の奇数のグループで必ず余る
むしろ偶数でも余る
このような経験を繰り返すことで、
自分は、友達があまりうまく作れない、欠陥のある人間のように思ってしまう(思わされてしまう)。
でも本当は、自分自身の性質が、ただ友達を作ることに向いていないというだけなのではないでしょうか?
それでは長くなってしまったので続きは後日♪
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