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Cafetalk Tutor's Column

Sachiko 講師のコラム

ロンドン生活こぼれ話 その① 「アバウト過ぎる交通機関」

2011年12月12日

ロンドンで生活し始めて早7年以上。


よく、イギリスに来た事の無い生徒さんが言うイギリスのイメージは

「紳士、丁寧な英語」といった感じらしいのですが、


それとは違った実際のイギリス生活でのこぼれ話を少しずつ書いて行こうと思います。


今日は、

ロンドンに住んでる人なら誰でも「うん、うん」とうなずくであろう、

アバウトな交通機関。


まず、ロンドンの地下鉄のプラットフォームで時刻表?を見ると書いてあるのは、

「3~5分に一本、5~10分に一本」

といった、かな~りアバウトな時刻表。

・・・いや、こんなもの、時刻表とはあまり言えません。

そうなんです、時間通りに運転等出来ないので、時刻表というものが地下鉄のほとんどにはありません。



更にバス。

ここ数年は新しいバスが出てきたお陰で

車内で次の停車駅が表示される様にこそなりましたが、

私が来た当初はそんなものはなく、

外の景色で判断して自分の停車駅を覚えておくしかありませんでした。


ですので当時、新しく住む所を探しに自分の知らない場所へバスで行く時は、

バスの運転手に

「~へ着いたら教えてね」

とお願いしておくものの、

さすがアバウト~な交通機関の運転手。


「あれ?もう過ぎてるんじゃ?」

と思って

「あの~、○○って、もう通り過ぎてますか?」

と聞くと

「あ!ごめん!忘れてた。」という運転手さん・・・

このロンドンでのバスの時刻表も、もちろん「Every 5-10 minutes」等といった感じです。

それなのに、なぜか最近は改善しようとしているのか、

後ろのバスとの間が空き過ぎると間隔を調整する為に

「このバスは、時間調整の為数分間ここで停車します」

といったアナウンスの元、動かないことも。


「・・・あの~、これってすでにバスに乗ってる私からしたら、早く行って欲しくてかなり迷惑なんですけど」

とも言えず、大人しく座っている私。

 

 

 

それともう一つ。

バス停にはスクリーン表示で次のバスが何分で来るか表示されているバス停も結構あります。

だけれど、これがまたあてにならない。

バスの番号と、次に来るまでにかかる時間が、

たとえば「134 3min」といった様に表示されているのですが、

もう来るという意味の「due」という表示になっても、

そこからバスが実際に来るのに10分かかったりもします。


また、「20 min」となっていて「えぇ?!20分?」と思うと5分後に来たり。。


なので昨日の夜11時過ぎ頃、家に帰るバスをまっていた私。

表示には、私の乗りたいバスの待ち時間は「17 min」の表示。

「えぇ、どうしょう・・・・」と思いながら、

取りあえず来た他のバス(私の家の近くまでは行くけれど、遠回りのルートなので時間がかかる)に乗り、

少し先の駅で

「いや、17分よりもう少し早く来るでしょう。それにこのバス停ならもう一本違うバスも来るし」

と思って下りてスクリーンの表示を見ると・・・・・・・・


「14 min」

・・・・・・・・・

もう、何も言えませんでした。寒空の下、結局ずーっと待たされて、結局家に着いたのは0時過ぎ。

もう、この適当でしょっちゅう遅れたり止まったりの交通機関には、

辛抱して慣れるしかありません。

けれど、日本と違い終電が無くなってもバスは24時間動いているので、

家に帰れなくなるといった事が無いのが、唯一の救いでしょうか。

さて、こんなロンドンでのこぼればなし。これからも少しずつ書いて行くつもりですので、お楽しみに!


本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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