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Cafetalk Tutor's Column

kioko 講師のコラム

英語ができなくて、ドイツ語挫折し、スペイン語にたどりついて、日本語教師

2020年8月8日

Hola!Como esta! Me llaomo KIOKO. (こんにちは、きょうこです)
スペイン語では”Y”の発音が独特なので(ドイツ語でも)いつの頃からか、Y を I のかえて表記するようになりました。
現在、メキシコで日本語教師をしながらCaftalkでもレッスンを提供するようになりました。

わたしは日本語以外はスペイン語だけ話すことができます。いろいろ勉強したのに・・・・。
わたしの捨てた言語と、自己学習したことについて書きたいと思います。

やっぱり、英語はできないと・・・まず英語、それから・・・・。って気持ちになりますよね。
英語話せるの方がいいです。でも、わたしは語学センスがないので、思い切ってスペイン語に絞りました。

スペイン語を初めて10年。ボランティア参加がきっかけなので、勉強したくて始めたわけではありません。

でも、今ではスペイン語で不自由を感じることがないくらいになりました。むしろ会話に関しては日本語より楽です。(さいごまで話を聞かなくてもいいから。)

もちろん、始めたころは、それまでに勉強した英語、ドイツ語と同じく、使えるようになる日が来るとは思えない・・・語学センスの欠片もない状態。
かろうじてスペイン語は日本語の発音に近いので聞き取りやすい。その点で他の言語よりは続けやすかったです。

ドイツ語は、ワーキングホリデーで実際に住んでいて、週2回ドイツ語をドイツ語で勉強したので、旅行会話程度は使えるようになったものの、うまく伝えられないことがたくさんありました。
その後何年も使っていないのでもう忘れてしまいました。
英語に関しては使えるようにすらなったことがないです。

そんなスペイン語も最初の3年は同時期に勉強を始めた中でも最低レベル。後から始めた人の方が上手でした。自分の語学のセンスのなさをひたすら認識するだけの日々。

その時の勉強法は新聞を読む。ニュースとドラマをみる。など、全部インプット。
インプットだけじゃ会話がナチュラルにできませんでした。でも、みんなの会話はわかる程度にはなっていたかな?(私の場合)

日本へ帰国してから、とにかく会話の上達を目指し口を動かし発話しようと、歌を1曲全部歌えるようになることをめざしました。歌をきいて歌詞を書き出し、チェックして、意味を調べて、そして音楽に合わせて歌う。つねに口ずさむようにしていました。

その後、再度スペイン語圏を旅行した時、空港から乗ったタクシーの運転手に”スペイン語うまいね、~人みたいに早口で歌ってるみたいなスペイン語だね。”と言ってもらえました。(はい、歌で練習しました)
練習していたとはいえ、実感はなかったので、この練習の効果が出た!と驚きました。

しかし、これを英語でしようとしてもなかなかうまくできない・・・・。ラテンミュージックのノリの良さが好きだったのが良かったみたいです。

モチベーションはネイティブの友達がいたから。これもとても大きいです。

英語は今でもあこがれはありますが、器用でない私にとっては多言語を扱うより、自分に合う言語に絞ってい良かったと思います。

そこからなぜ日本語教師か・・・
外国で働きたかったこともあります(場所によっては就労ビザがとりやすい)。海外でできる仕事の一つとして考えたということもありますが、何より、数か国語に触れたことで母国語を見直し、立て直そうと思ったからです。

意外となんとなく話せているだけで、文法の違いをわけて説明できなかったんです。
日本語を国語ではなく語学として理解してみようと思ったことがきっかけです。国語とは異なるアプローチで日本語を理解するので、日本語の印象がかわりました。
日本語の文法を理解したことで、外国語のとらえ方もまたかわりました。

みなさんも、自分にあった語学、好きな語学で世界を広げてください。母国語を味わうこともお勧めです。

ことばをたのしみましょう!!!


※Noteでメキシコのことを紹介しています。記載名:ココ



本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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