こんにちは。 日本語講師のSakaiです。
「ありよりのあり」
中学生・高校生が使っていることばですが、
微妙(びみょう)なニュアンスを伝えることができて、私はけっこう好きです。
「ありよりのあり」は「あり」か「なし」かの質問(しつもん)に、
全面的(ぜんめんてき)に「あり!」の意味(いみ)です。
英語の「definitely」のような意味です。
今日のランチ、ピザでいい?
ピザ? いいね。 ありよりのあり!
こんな感じで使います。
「ありよりのなし」は、賛成(さんせい)したいけど・・・なし!という意味です。
○○さんに相談(そうだん)すれば?
頼り(たより)になりそうだけど、ほかの人に言いそうだし・・ありよりのなし!
「なしよりのあり」は、「あり」だけど、少し「なし」もある・・微妙な気持ちです。
来週(らいしゅう)テストだし、図書館(としょかん)で勉強する?
うーん、テストだからなぁ。 なしよりのありだな!
「なしよりのなし」は、「ありよりのあり」の反対(はんたい)。絶対(ぜったい)になし!という意味です。
○○さんの彼氏(かれし)、ほかに彼女(かのじょ)がいて、
借金(しゃっきん)」まであったらしいよ。
えー!! 最低(さいてい)! マジ、なしよりのなしだよね。
教科書では勉強しない、生きた日本語。
今までは、若者言葉(わかものことば)をお伝(つた)えしてきましたが、
多くの日本人が使っているけど、教科書で勉強しないことばも
紹介(しょうかい)しようと思っています。
興味(きょうみ)がある方は、私のフリートークのレッスンで、
もっといろいろな「生きた日本語」について話しましょう。
回应 (0)