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Cafetalk Tutor's Column

Aoi.K 講師のコラム

<豆知識>囲碁が語源の言葉「手抜き」

2015年10月4日

「手抜き」というと、良くないイメージを持っていませんか?

日常、「手抜き料理」「手抜き工事」など、悪い意味で使うことが多そうです。

実はこの「手抜き」も囲碁が語源です。

意味は、単純も単純「手を抜くこと」です。

囲碁を始めたばかりの方は、

どこが大きい、価値の高い場所なのかが分からずに、

相手の打つ方ばかり追いかけて打ちます。

そんな時、「ちゃんと手を抜くことを覚えないと」と言うような使い方をします。

もしくは、

「ここに打ったら、受けて(手を入れて)くれる?」

「いや、そこは手抜きでしょう。」

という感じで使われます。

どちらかというと囲碁の「手抜き」は、

相手に惑わされず、一番大きい所に打つという、

前向きな意味で使われることが多いです。

私のように、幼い頃に囲碁を覚えた人は、

囲碁用語の「手抜き」を先に覚えるので、

良くない意味だということを知って違和感を感じました(笑)

最近は、「家事は、うまいこと手を抜いて」なんて言ったりして、

前向きな意味でも使われていますね!

同じ言葉でも、ニュアンスが変わって面白いものです。

本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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