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Cafetalk Tutor's Column

Tutor Ayaka Yoshikawa 's Column

練習の質を上げる、とは

Feb 26, 2021



最近生徒さんに「どうしたら練習の質は上がりますか?」と質問を頂きました。
確かに練習していて上達している実感がなかったり、この練習方法でいいのかなと不安になること、ありますよね。

自分の今までを振り返っても「練習法」を考える事に多くの時間を割いてきた気がします。


沢山練習しても本番で上手くいかず、結果が出なかったり
何かが違うのは分かっているのだけど、何が違うのかが分からなかったり
どうやって練習すればいいのか分からないから練習するのが苦痛で、練習から逃げた日もあります。











学生時代に「勉強」というのは「勉強の仕方」を学ぶ事、と言われた事があります。

確かに、学生時代は複数の教科の膨大なテスト範囲をいかに効率よく勉強し、結果を出すかを考え、
ノートにまとめ直してみたり、単語帳を作ったり、様々な方法を試して失敗して
試行錯誤を重ねて「自分の勉強法」を確立しましたよね。



ヴァイオリンの練習も基本的には同じだと考えます。
そして、勉強で言うところの「塾の先生」がヴァイオリン講師として私が出来る事だと考えています。

塾の先生は膨大な学校のデータを収集し、テストの傾向と対策をまとめています。
弱点や目指すべき所を明確にしてくれ、その為に最も効率の良い勉強法を教えてくれる。
だからこそ受験前には塾に行く子が多いですよね。



私はあまり器用なタイプではなかったので、新しい技術が出てきてもそれを習得するのに人一倍時間がかかる子でした。

でも、様々な先生方にご指導を頂き、沢山の偉大なヴァイオリニストの本を読み、沢山の演奏家と共演して間近でテクニックを見て、様々な情報の中から取捨選択、試行錯誤して今の『自分の練習法』を確立出来たと思っています。(もちろん今でも試行錯誤中ですが…!)



だからこそ、今度はヴァイオリンを習う皆さんのお手伝いがしたい。
私のレッスンでは、ただアドヴァイスをしてその曲を仕上げる事を目的にするのではなく、


今出来ている事、出来ていない事は何なのか
出来ていないことを出来るようにする為にはどのように練習をしたらいいのか


を明確にお伝えする事を意識しています。


一緒に『あなただけの練習法』を確立する事で、より練習を楽しく、ヴァイオリンを楽しく弾くお手伝いが出来る事を心から願っています…!



This column was published by the author in their personal capacity.
The opinions expressed in this column are the author's own and do not reflect the view of Cafetalk.

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