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Cafetalk Tutor's Column

GUCCI 講師のコラム

地獄蒸しとは

2021年5月25日



一言で言うと「天然電子レンジ」!

鉄輪にはもくもくと湯煙があがっているのを見てもお分かりのように、
摂氏
98度の温泉噴気を利用して野菜やお肉・魚介類などを蒸して食べる
「地獄蒸し料理」というのが江戸時代からありました。

地熱エネルギー
100%利用するので、電磁波とかで食材のエネルギーを壊さないし、
温泉のミネラルを含んだ蒸気のおかげで美味しさ倍増!
ザルに入れて蒸すだけという手軽さで、いろいろなお料理を楽しめるのです。
電磁波過敏症の私にはぜひ我が家にも一つほしい~!と切望してしまう蒸し釜ですが、
近くにお魚屋さんやお肉屋さんもあるし、大分はお野菜も安くて新鮮!
ちょっと歩けばスーパーもあるのでいろいろな食材を揃えて、
ぜひぜひ皆さんにも楽しんで頂きたいです。

 

この地獄蒸しで蒸した卵は、温泉卵ならぬ蒸し卵?になるのですが、
不思議なことに丸一日ずっと蒸し続けると白身が茶色に変色します。
また鉄輪からちょっと山の方にあがった明礬温泉には、
「地獄蒸しプリン」を出す旅館があり、ちょっと話題になりました。

鉄輪温泉には多くの湯治宿があり、泊り客でなくても蒸し釜を利用できるところがあります。
動物実験では、この地獄蒸し料理にはアンチエイジング効果があると発表されているそうです。


私たちのランチタイムは限られていたので、
地獄蒸しは体験できず、じゃじゃ麺を食べに入りました。
そしたら麺がやせうまで(笑)!

あ、やせうまって分かりますか?
きしめんみたいなひらったい麺で、ふつうはきな粉まぶしておやつに食べますが
じゃじゃ麺をやせうま麺で出してきたところが別府なのかも。(笑)

次回は夜の鉄輪を
リポートしましょう。

お楽しみに!

本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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