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Cafetalk Tutor's Column

Paolo Lodi 講師のコラム

Il Maritozzo è di Roma

2021年5月11日

2021年のトレンドスイーツ「マリトッツォ」の歴史とおいしいお店が知りたい!


今回は、最近「カルディ」や「スターバックスコーヒー」などでも見かけるようになったブレイク中のスイーツ「マリトッツォ」と、そのブームの秘密について、お菓子の歴史研究家の猫井登さんに教えてもらいました!

教えてくれる人

猫井登
1960年京都生まれ。 早稲田大学法学部卒業後、大手銀行に勤務。退職後、服部栄養専門学校調理科で学び、調理免許取得。ル・コルドン・ブルー代官山校にて、菓子ディプロム取得。フランスエコール・リッツ・エスコフィエ等で製菓を学ぶ。著書に「お菓子の由来物語」(幻冬舎ルネッサンス刊)「おいしさの秘密がわかる スイーツ断面図鑑」(朝日新聞出版刊)がある。

【今これがキテる!】~マリトッツォ編~ 起源はローマ帝国時代!?「マリトッツォ」の歴史

マリトッツォの起源は、ローマ帝国時代にまで遡ることができるともいわれるが、当時はラードなど動物性油脂を使い、蜂蜜などで甘くした生地にレーズンなどのドライフルーツを加えた大型のパンだったと考えられている。

中世のいわゆるキリスト教の時代には、復活祭の前の四旬節(しじゅんせつ)の時期に食べるパンとして知られるようになる。

四旬節(イタリア語でクワレジマ)とは、十字架にかけられた主イエス・キリストの受難に思いを馳せながら厳粛な悔い改め、精進が求められる時期。食事についても肉や卵などの摂取が禁じられ、粗食にすべきとされた。

当時のマリトッツォは、動物性油脂に代えてオリーブ油を用いた生地にレーズンを加えた質素なもので、「マリトッツォ・クワレジマーレ(四旬節のマリトッツォ)」あるいは「サント・マリトッツォ(聖なるマリトッツォ)」と呼ばれた。

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