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Cafetalk Tutor's Column

Noritalia 講師のコラム

イタリア語におけるNの発音ポイント、4つあるのをご存知ですか?

2021年10月31日


みなさん、こんにちは!イタリア語・日本語講師のNoritaliaです!


10月の後半、2週間に渡って日本とイタリアを繋ぎ、世界中の歌い手達にイタリア語の発音とベルカント唱法を融合させたレッスンをおこなっていらっしゃる先生の「イタリア語発音レッスン」の通訳業務をしていました。


マエストロのセミナーを通訳するようになってから、今年で13年目になります。カフェトーク で発音のレッスンをするようになったのは、イタリア語の発音をそのまま歌に反映させるレッスンは、結局はイタリア語の発音を整えることなので、私が学んだことを生徒さんに伝えたいと思ったからです。



さて、イタリア語の発音を整えるには、色々なことに気を配らなければなりません。

  • 子音の長さ(Consonante lunga, consonante breve)
  • 半子音・半母音(Semiconsonante, semivocale)
  • 母音融合 (Sinalefe)
  • 二重母音(Dittongo)
  • アクセントのない母音(Vocale atona)
  • アクセントのある母音(Vocale tonica)
  • 開口母音・閉口母音(Accenti fonici- Acuto, grave)

その他にも、NとMの発音ポイントは4種類あること。これはAssimilazioneといって、次の子音によってNとMの発音ポイントが変わることを意味します。どこが発音ポイントかわかりますか?分かった方は、メッセージをくださいませ!


このような事に気を配ると、イタリア語もローマ字読みではなく、奥の深いものなのだなぁと感慨深く感じてきませんか?


また、イタリア全土の中でも発音に関しては地域によってかなり変化があります。例えば、私の住むエミリア・ロマーニャ州では、閉口母音を開口母音で発音する傾向があります。


カフェトーク ではローマ方言やシチリア方言に触れることのできるレッスンもありますし、
そう言う「生きた」イタリア語をたくさん聞いて、イタリアの持つ魅力を多方面から感じて欲しい!と思います。


(そんな私も、京都弁のレッスンを開講しようかと思案中♪)



プロフィールをご覧ください♪

イタリア在住20年、実用イタリア語検定1級を取得し、日本人では数少ないイタリア政府認定の語学試験CILS最上級C2に一発合格した現役通訳・翻訳者が、自然なイタリア語表現、文法、発音についてご説明します。


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ここまでお読みくださりありがとうございました ♪


NORIITALIA

本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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