シーじゃないのよ、スィーなのよ

ARI T.

ども! ペラペラ応援団のAri T.です。
使用頻度が著しく低い単語の発音は、まあなおざりにしておいていいと思いますが、
よく使う言葉くらいは発音を見直して欲しいと日々、強く強く願っています。

「はい=yes」をイタリア語で言うと「sì」。
この発音は「スィ(ー)」です。
「シ(ー)」じゃないですよ!
*伸ばし棒を ( )内に入れて表記したのは、本来は伸ばす必要がないからです。
「ィ」にアクセントがあるので強く発音されるため、アクセントをアクセントとして聴き取れない日本人には「ィー」と聞こえるようですが、伸ばす必要はありません。
そのため、伸ばし棒をいれたカタカナ表記がよく見受けられますが、正確には伸ばしているわけじゃないんです。
伸ばすこともありますよ、日本語の「うーん」とか「はーい」と同じです。
 
代用できませんよ!もちろんできません。
音も綴りもちがうんですから、代用できるはずがないのです。
 
これは、もう、本当にお願いした。
お願いだからスィ(ー)と発音して頂きたい。
ここをシ(ー)と言われると、本当に本当に、、、
気持悪いんです(◜०﹏०) 
身悶えするような気持ち悪さなんです。
この音、共通語日本語にはありません。
方言にはありますが。
だからね、当然、一般的に日本語スピーカーの日常にはない音なんです。
だから発音できない。
よって、音の違いがキャッチできないんです。
特に、関西弁ベースの方にはどうにも難しいようです。
なぜかはわかりませんが。
 
だけど、お願いですから正しく発音して下さい。
 
もう、通じる通じないとか、格好良いとか悪いとか、
そういう問題じゃないんです。
とにかく気持悪いんです

私は全レッスンにおいてこれを認めません、徹底的に直します。
許しません、逃げ道を与えません。
皆様、ご覚悟を。



中には、イエスの意味のsìを単独で発音すると出来る人でも、
この音が単語の中に入っていると「シ」になってしまったり、、、
最上級レベルでもそういう人、います。
「シー」っていう人、気持ち悪くて嫌よね
というその本人ですらツィがチになったり、スィがシになったりしている、、、
彼女はは違いをキャッチすることができないから、間違っているという事実を自分で認識できないんです。
怖い怖い。
この音、なかなかの曲者です。
 
 
だけどね、全然難しくないんです。
英語の「sea=海」と同じスィ(ー)。
英語の「she=彼女」と同じシ(ー)。
 
英語の出来る方でしたら、
she sells seashells by the seashor
この英語の早口言葉をご存知かと思います。
シー セルズ スィーシェルズ バイ ザ スィーショァ
これが言えるなら、大丈夫なんだな~♪
 
ちょっと何を言っているのかわからないんですけど(汗
という方。
まずはは違う音だということを知ってください。
スィ(ー)はシ(ー)で代用出来ないことを知りましょう。
知ることから全てが始ります。
知ることが大切なのです。
 
あなたは今日、その事実を知ったのです。
もう改善への一歩を踏み出しています。
あとほんと数歩で克服できます。
 
だからお願い、もう「sì」をシ(ー)と言わないで、お願い。
一生のお願いです!
イタリア人を身悶えさせないでくださいw
 
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