ついでに言うとsi じゃなのよ、sì なのよ:アクセント記号は飾りじゃない

ARI T.

前回は「はい」という意味の「sì」の発音について書きましたが、今日は表記についてです。

si じゃなのよ、 なのよ。
分かるかな?
ちゃんと表示されているのかしら?
デバイスによって両方とも同じ表記になってしまうかも知れない?
 
間違い探しのつもりでよーく見ると、、、
そう、前者が で後者が ì
前者が普通の「 」、
後者が「アクセント付きの『i』=ì」。
表記が違います。
 
イタリア語のアクセントにも一応2種類あって、フランス語でいうアクソングラーヴが殆ど。
à  ì  ù  ò と、左上から右下方向に向って書きます。
「e」だけは è と é の両方(アクソングラーヴとアクソンテギュ)が存在して発音も違いますが、
それ以外の母音+アクソンテギュは存在しません。
そういう理由もあって(なのかは分かりませんが)手書きの時にアクセント記号の向き(?)は意識しなくても大丈夫です。
まだインターネットが普及していなかった頃、イタリアの友人達とは手紙でやりとりしていました。
スピーチ原稿も手書きなんていうのは当たり前。
とにかく「上にチョン」が書いてあるだけ、全方向一致で全く問題なく理解できます。
「è」も「é」もある「e」でも、手書きの際は気にする必要はないのですが、、、
昔と違って今はほとんど手書きの機会はなく、大抵はpcで打ちますよね?
その場合はアクセントの向きを一応は気にした方が良いと思いますが、間違えても通じます、誤解されることはありません。
 
ただし、アクセント記号があるかないかで全く意味が違う単語もあるので、有無は重要です
e と è
da と dà
la と là
li と lì
teとtè
si と sì
ne と nè
など。
アクセント記号は飾りではありません。
その単語の一部です。
単語を覚えるときにちゃんと覚えることをお勧めします。
注意:辞書の見出し語についているアクセントは、ほとんどの場合が単語におけるアクセントの位置を指示するためのものです。
実際の単語表記に必要なものではないこと殆どです。
例文中のその単語にアクセント記号がついていなければ、実際の単語表記には不要だいう判断ができます。
ご注意を。

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