いつもの生活に世界のスパイスを。

Cafetalk Tutor's Column

Noritalia 講師のコラム

イタリア語で考えるスピードを劇的にあげるコツとは?

2022年3月5日


みなさん、こんにちは。イタリア語・日本語講師のNoritaliaです。


さて、今日は「イタリア語で考えるスピードを劇的にあげるコツとは?」について、みなさんと少し一緒に考えていきたいと思います。


こんなあるある、みなさんにはありますか?


イタリア語のドラマを見てると意味が分かる時もあるけれど、イタリア人に直接話しかけられると、舞い上がって全然理解できない。

↑ これって、クイズ番組で「こんな問題も分からないの?」とお茶の間で見てるときは思うのに、実際に自分がクイズ番組に出たら、多分答えられない


っていうシチュエーションに似ているような(笑)。


イタリア語を勉強する過程において、上に書いたような状態は必ず起きると思います。だからイタリア語の文法を習い始めると、ネイティブとのフリートークで会話力を磨こうとする人が多いんだと思います。


さて、ここで質問。


ネイティブとのフリートークレッスンで、イタリア語で考えるスピードが劇的に上がりましたか?


または、イタリア語で考えてから口に出すまでのスピードが劇的に上がりましたか?


イタリア人を目の前にして話すことにより、心理的な安心感から、話し慣れた講師とは「話しやすくなった」ことはあると思います。


でも、新しい講師との1回目のセッションで、同じことができますか?


さて、ここでまたまた質問。


「マリオがコーヒーを飲む」という3語文をイタリア語にしてみましょう。


イタリア語には冠詞(英語で言うAやTHE)が付きますが、そのまま直訳するので、基本的には同じように3語文になるはずですよね。


語順をそのままにして、3つのパーツを並べると、Mario(マリオ) - Un caffè(コーヒー) - Bere(飲む) となりますが、イタリア語は英語と同じように主語・動詞・目的語ですので、以下のようになります。


Mario bere un caffè.


ここに、バールで(al bar)、父と(con suo padre)、砂糖なしで(senza zucchero)などパーツを付けると色々な文章が作れますね。


このように、パーツをイタリア語の語順に合わせて入れ替えたり、色々な意味を追加すれば文章が作れますが、ここで大事なのは・・・。


イタリア語では、ここに「動詞活用」と言う一手間が加わるのです。


先ほどの「マリオがコーヒーを飲む」は、マリオが3人称単数なので、


Mario BEVE un caffè.


動詞の原形BereからBeveに動詞活用しなければならないことになります。


イタリア語の動詞は、主語によって変化しますよね。これがやはり日本人にとっては厄介なポイントになり、発語スピードの足を引っ張ってくるのです。


やっかいなイタリア語の動詞活用〜。


リスニング時、動詞活用で頭が止まってしまったこと、ありませんか?


イタリア語の3語文は日本語でも基本的に3語文。ここまではいいでしょう。ここにイタリア人と同じくらいの速さで動詞活用を言うトレーニングを取り入れてみてください。


リスニング時に動詞活用で頭がフリーズせず、文章のパーツを聞き取ることに集中できるようになってくると思います。


やっぱり発語力あってのリスニング力。そう思います。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


コラムを日々更新中〜♪

♪満員御礼♪6レッスン完了しました!


ウクライナ。イタリアの今の状況について話します。


イタリアでは、お客様は神様じゃない。だから。



イタリア語と日本語の語順を理解して低速ギアから発進する


発言力と発音力は別のもの。でもどちらも大切♪


リスニング向上に必要なこと(1)


NEW!!【通訳案内士イタリア語筆記対策レッスン】をご紹介します♪



イタリア語のお悩みお聞きします〜。トライアルレッスン受付中!!

カウンセリングレッスン (Japanese and Italian trial lesson) 20分 500ポイント



ここまでお読みくださりありがとうございました (^_^)


NORIITALIA

本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

お気軽にご質問ください!