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Cafetalk Tutor's Column

Sao.K 講師のコラム

英会話スクール勤務時代の葛藤2 ~人が数字・お金に見えてきてしまった先に起きた自分の体調の変化

2022年3月17日

こんにちはSaoです。

現在、昔話シリーズをお話しております。
前回、英会話スクール時代の葛藤として、私が勤務していた英会話スクール時代の話をすこしさせて頂きました。

そこの会社の方針や価値観が全く理解できなかった私は、
「売上や数字で会社の上の人間のご機嫌取りなんてマジクソどうでも良いから、自分のスクールの大事な生徒様と向き合う!」(口悪い)
という意識で数年勤務していました。

そもそもそう思うようになったきっかけは、入社後一緒に研修を受け切磋琢磨した私の同期が、各スクールに配属後たった数週間で、次々と体調不良や上司からのいじめが原因で退職。
しかも当時の会社の上の人間は、そこの学校の数字が良かったら別にいじめや体調不良でスタッフの一人がやめようが、スタッフを捨て駒感覚で見ていたので何も解決にもならず。
自分の大切な同期が辛い思いをして退職をしているのに…と悔しさと怒りで、もう会社全体に対しては不信感しかありませんでした。

私もさっさと会社辞める選択肢もあったんですが、自分のスクールに通われている生徒様は、ここで英語頑張りたい、ここでなら英語が上達できるかも…と期待を持って通って下さっていましたので、その方々とのご縁は大事にして行こうと思い、自分のスクールに通って下さっていた生徒様の為に働こう。と決めて働いていました。

なので、私もある程度数字やノルマを追わなくてはいけない立場に少しいましたが、結構無視していました(笑)

しかし前回もお話しましたが、役職のあるスタッフは毎月、本社からのノルマなどでエリアマネージャーや本社からかなりの圧を受けていたので、ノルマ・数字はガン無視という訳にも行かず、ウチのマネージャーや教務主任の方々は、毎月どうしようと頭を抱えていまして。

私の勤務していたスタッフは皆とても良い方々で、スクールの雰囲気もとても良かったので働きやすい環境でしたので、そんな人たちの側にずっといると、何とか少しでも助けてあげたい…役に立ちたい…
という気持ちにもなってしまいます。

そして入社して数年後、私は少しでもスタッフの役に立てたら…と思い、生徒様より徐々にそっちに意識が行くようになってしまい、なんと数字を追うようになってしまいました。
そこから私も毎日数字とにらめっこし、どうにかして数字を上げられないか…成果に繋げられないか…と考えるようになってしまい、今までの様に生徒様と向き合う事ができなくなってしまっていました。

今思うと、スクールに来る方来る方全員が数字やお金にしか見えていなかったと思います。
(そんな風に生徒様が見えていたとか本当に本当に今思うとそんな感覚でいた自分に吐き気する)

もともとは生徒様の為に。と生徒様と向き合って働いていたのに、いつの間にか頭では数字やお金を追うようになっっていましたが、恐らく潜在的には拒否したかったのでしょう。
そんな心の叫びを無視した私。
そんな感じになって数か月、私の身体に変化が起きてしまいました。

ある日、鏡を見たら自分の髪の毛が一部無くなっていたんです。
そこだけ綺麗に丸く、髪の毛が一切無くなっており、ハゲていました。

え?とおもって髪の毛を触ると、なんと一か所だけでなく数か所同じ感触が。
私円形脱毛症になっていました!
一か所は頭のてっぺん当たりでしたが、幸い全箇所隠せば気が付かれない様な部分にあったので、誰にも気が付かれず過ごすことが出来たので良かったのですが、更に変化が。

何気なく受けた子宮がん検診で精密検査するレベルに引っかかってしまいました(ここからしばらく病院通いになる羽目になったんですが)

ハゲもショックだったんですが、子宮がんで引っかかったのもショックで…

「あぁ、身体が知らぬ間に悲鳴を上げている」

そしてそれと同じくらいの時期に、自分のスクールの生徒様が次々と退校していくという事態に。

そこでようやく、もともとは生徒様の為に働いていたのに、いつのまにか自分がしたくなかった数字や結果を追う事をしていたとに気が付き、
そこで自分の身体と向き合い、主任たちには申し訳ないが数字やノルマを気にするのをやめ、生徒様ともう一度一から向き合って接するようにしました。

そしてそこで、「もう辞めよう」と決意もしました。

長くなったので続く

本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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