「純粋さ」が貴重な理由

Rie_Takayama

カフェトークの皆さま、おはようございます!
ようやく陽気も暖かさが増してきて、春の日差しと空気が冬の名残を消してくれた、そんな時ですね。

今週は入学式もあったりして、真新しい制服に身を包んで登下校する近所の中学生を見ると、その昔、「私もこんな春を過ごしたな〜」と、一瞬タイムスリップしそうになる自分がいます(笑)。

先日は、グラミー賞の発表があり、BTSは残念ながら今回も受賞となりませんでした。

でも、彼らの素晴らしいパフォーマンスは、昨年よりも一層パワフルで洗練されたものとして、メディアでも話題となりましたね。

以前、インタビューでその人気の理由を尋ねられた時、メンバー全員が「わからない」としながらも、シュガは「純粋さというものではないでしょうか」と、彼らしい冷静な分析をしていました。

純粋さ。
それは、無垢さともかぶりますが、ビミョーに違います。

無垢であることは、誰もが子供の頃はそうであったように、ものごとに対して無知であるからこその、疑りを知らない純真さをもつことです。

英語でいうInnocentです。

そして、私たちは皆、生まれた時は無垢な存在でした。

ですが、例えばBTSのいう純粋さは、この無垢さとは違うと思います。

私は、よく、自分の中に「純粋なエネルギー」を絶やさないことの大切さを伝えています。

純粋なエネルギーとは、自分に対する正直さ、湧き出る思いに混じり気を加えない強さから成り立つとも言えるものです。

こうしたい、と思ったらその自分の思いを信じて行動してみる。

できないかも、とか、あの人に比べて自分なんて、とか、もう年だからムリ、とか、どうせやっても・・・とか、そういう外野に影響された思考や、弱い心の声に負けない、ということなんです。

自分の内側の思いを、初めはそれがかすかなものであったとしても、しっかりと言葉にして明確にし、行動に移すことで一本の突き抜ける強いエネルギーとして育てる。

英語だと、Integrityが近いかな、と思います。

そしてこれに年齢は関係ありません。

無知なのではなく、ものごとを知り賢くなっても、むしろその賢さを生かして、時には良くないものや考えに負けないよう、自分を守りながらその思いを育てて形にしていくということです。

そして、このような突き抜けるような純粋さをずっと心にもてる人は、結果的に人に対しても影響力をもって応援されたり、同じような思いをもつ人と共鳴も起こしやすくなるので、夢を叶えやすいです

純粋なエネルギー。
このエネルギーを自分の内側に感じて、大切にしましょう。

その源になるのは、中学生の頃くらいに感じたこれが好き!という感覚だったり、心だけでなく体もジャンプして飛び跳ねたくなるような、そんな感覚です。

私は最近、気候が良くなってきたので、晴れている日の朝は、家でヨガをする前に近所の公園まで散歩し、帰りは軽くジョギングして帰ってきます。

中学生の頃の部活動の時間を思い出し、あの頃はいくらでも走れたな〜!なんて哀愁を感じたりもしますが・・・・あの頃の有り余っていたエネルギーの躍動を少し、思い出すようにして内側のエネルギーを高められるので、1日の始まりにはいいと思ってます!

皆さまも素敵な金曜日、そして週末をお過ごしください♪

This column was published by the author in their personal capacity.
The opinions expressed in this column are the author's own and do not reflect the view of Cafetalk.

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