いつもの生活に世界のスパイスを。

Cafetalk Tutor's Column

Keisuke.H 講師のコラム

よくある質問 その5「理系科目が嫌いだから文転して良い?」

2022年4月9日

「高校生です。理系科目が嫌いです。文転(理系から文系に移ること)して良いですか?」

はい、お答えしましょう。
これは学年によります。

高校1年生で理系科目が嫌いだから文系になる、
というのは自分で選択肢を削っているので非常に勿体ないです。
少なくとも数学はじっくり取り組んでもなかなか成績に反映されない科目です。
もし、将来の夢があって◯◯大学の✕✕学部志望という目標があったら、
最後の最後まで粘ってください。
簡単に諦めてはいけません。あなたの夢はその程度ですか?

高校2年生での文転は状況によると思います。
文転すると理系科目の授業を受けなくていいかというと、答えはNOです。
通常の進学校であれば国公立大学に受かった生徒の数を競いたいので、
共通テストの受験を強制させられることが多いです。
つまり、理系科目から逃げられないのです。
範囲は狭くなり負担は減るというメリットはあります。

高校3年生での文転は急ぎましょう。
おそらく学校の先生は猛反対するでしょう。
カリキュラムの大幅変更もあり、関係ない科目を履修しなければいけない可能性もあります。
ただ、どうしても限界を感じた、やりたいことが変わったという場合は早めの文転をオススメします。

ここまで文転について書きました。
理転はないの?という疑問があるかもしれません。
ほぼないです。なぜなら、勉強する量が莫大になるからです。

高校時代に私立文系志望だった生徒を知っていますが、
彼は高校で数学や化学など受験に全く必要ない科目も無理やり授業を受けさせられたそうです。
高校を休み市立の図書館で自習していたら、ひどく怒られたそうです。
進学校で私立文系志望の方はかなりの覚悟と精神力が必要です。

本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

お気軽にご質問ください!