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Cafetalk Tutor's Column

yuki.saito 講師のコラム

Bossa Nova Style 2 解説

2022年4月23日

今回はYouTubeで公開している企画
『オシャレレ』
のBossa Nova Style #2のフレーズの解説です。

動画はこちらからご覧ください!!
https://youtu.be/qIms6LlfGoY


今回のフレーズは
Key D
DM7ーDM7ーF♯mーF♯m

①冒頭がトニックのDM7から始まり、爽やかな印象でスタートします。
僕はギターでイパネマを初めて弾いた時にkey Dだったので、ボサノバにおけるDM7の響きはなんだかいつも特別に感じます。
※厳密にいうと初めて弾いたのはDM7(9)ですが…

②2小節目ではメジャースケールのフレーズが心地良く響きます。弾いている音がルート、3、6、M7なので背景にあるコードの響きが感じ取りやすいし、よく馴染みますね。

③3小節目ではF♯m(Ⅲm)が出てきます。
このIIImというのがコード進行の機能としては面白い特性(二面性)があり、その前後の流れでトニックとドミナントいずれかの役割を果たしてくれます。
※理由としては、トニックのコード構成音からルートを省略するとⅢm7の構成音、もしくはⅢm7のコード構成音からルートを省略するとドミナントのコード構成音となる為

今回はどちらかというとドミナントの代理というイメージかと思いますが、こういった解釈も諸説あるので、「自分の中ではこんなイメージ」という程度に捉えておくとよいかと思います。
そもそもこういう定番進行については、後付けで今解説しているだけで、弾いている時など特に深く考えた事がないです。
学び始めなどは特に様々な情報から混乱することも多いので、深く考え過ぎずある程度の「そういうもんだ」という割り切りも大切です。

④4小節目ではF♯mのコード・トーンのアルペジオを弾いています。この箇所はリズムに乗せて気持ちよく響かせる事ができれば良いです。

今回のフレーズはとにかくリズムに乗せて爽やかに…そんなテーマで作成していました。    是非楽しんで頂けると嬉しいです!!

レッスンのリクエストはこちらから!!
https://bit.ly/309GVAP

本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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