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Cafetalk Tutor's Column

RIZA. 講師のコラム

Tips1)天職を見つけよう!-原点回帰と自己分析―

2022年5月12日

◇講師Tigim自身の転身のきっかけ

商社OL 12年目、融通は利くが孤独な在宅勤務をしながら、3人目妊娠中の2021/1月に、初めてのマタニティブルーになったことをきっかけに、自身の仕事のあり方、更には人生全般について深く深く深〜く考えることに。

前年から続く原点回帰とも言える自分探しとリンクし、突然、天職を閃きます。

 

◇過去、何が好きだった?

さて、ここから一般論に入りますが、「過去、何が好きだった?」、自分に対するこの問いこそが、天職を見つけることに直結してきます。

大人になって日々の仕事や育児、家事、人付き合い、ルーティンに忙殺され、自分のアイデンティティを見失ってしまっている方も多いのではないでしょうか?そんな時こそ、問いかけてみてほしいのです。

 

小さい頃から今に至るまで、好きになってきたもの・ことって?

一時期でも夢中になってきたものって?

何をしている時に自信を持ってきた?

何をしている時に時間を忘れて没頭できた?

いつの時代の自分がいちばん好きだった?

 

さぁ、スマホのメモを開いて、思いつくままに羅列してみて。

 

天職に就いている人たち

たとえば美容師さん。デビューして数年で辞める人もいるけれど、何年も続けてそのまま独立している人なんかを拝見すると、あぁ天職なんだなぁ、と感じます。

 

さらには舞台人。私は、幼少期から宝塚を観て育ちましたが、宝塚を卒業した方が、今でも舞台に出ていたり、歌を歌ったりしている姿を見ると、これもまた天職なんだなぁ、と思います。

 

この2例で、私が恐れおののき、尊敬している点は、これらの職についている大多数が、ご本人が中学高校の時にはこの職に就くことを決めていたという、天職発見の時期の速さです。

何という早い気付き!無駄のない人生!

 

しかし一方で、世の中を見渡すと(統計をとったわけではないからわかりませんが)、こんな早くに天職を見つけた方は恐らく少数派で、生きているうちに天職を見つけ、世の中に還元するだけの時間を過ごせるだけでも幸せなのだろうと思います。

 

事実、私も昨年の年初、34歳にして天職だろうと思われる仕事を閃いたのです。そして、実はそれは、大学生の時に一度目指しかけて挫折した夢でもあったというあの時そのまま目指していたら、もっと効率的でプロフェッショナルな人生になっていたのでは?という思いもチラつきますが、自分の場合、即座にそれは否定します。

 

この長〜いモラトリアム期間に、今の職場で素晴らしい方達との出会いがあり、職場の同期が誘ってくれた合コンで今の主人と出会ったことを思うと今の職場にいなければ主人はおろか、我が子にも会えていなかったと…。更にはエクセルやパワーポイントの技術も身につき、組織に属してチームで動くという経験も自分にとっては必要だったのかなと思います。23歳と60歳が、同じ目標に向かって(役職の違いはあれども)対等な立場で共にゴールを目指して日々奮闘するというのも非常に得難い経験だったと思います。

 

でもでも、やっぱり、自分らしくもっともっとキラキラと輝きたい!自分の生き方や好きなこと、得意なことが存分に反映された仕事をしたい!と思うのです。

 

皆さんの周りにも、天職に就いてキラキラと輝いている人、やらされ感満載で日々何となしに生きている人、どちらも…思い当たりますか?

 

◇さらに掘り下げよう!自分はどんな人間なのか?

自分は何が好き?から始まった自分探し。少し見えてきましたか?問いかけはまだまだ続きます。そして、幼少期まで掘り下げた時にこそ、本当の自分に出会えたりします。なぜなら、人は小学生の頃から、社会との折衝が始まり、無意識のうちに自分で自分を押し殺すことを覚え始めるからです。

未就学児の自分?そんな昔の記憶なんてないよ!という方も安心してください。(主人は小3までの記憶が無いそうです。笑)

ありのままの自分を見つめるのに、役立つものとして「昔(小学生以降でも良い)の感情を思い出す」ことも有効です。

 

昔よく聴いていた曲を聴く

小学生の時に図書室で借りて読んだ本、好きだった漫画をもう一度読んでみる

元カレ・元カノと行った(こっそり)思い出になっている場所に一人で行ってみる

実家に置いてきた物を掘り返しに行く

 

これらに加えて、私の場合は、中一から書いてきた日記を読み返すことで、一気に自分を取り戻していきました。自分ごとそのものであること、その後の顛末を知っていながらストーリーを読み進められること、ー受験、恋愛、部活、クラスでのあれこれー日々必死に頑張っている自分に鼓舞されることが、本当に良い刺激となって。

 

過去の自分と、とことん向き合って「原点回帰」をやり切ると、過去から一貫して持ち続けている、自分の性格・好きなことが見えてくると思います。そこに今の自分が保ちたい環境・行きたい方向性を掛け合わせて、導き出した答えこそが、きっと天職なはずです!!

 

一人でそこまで掘り下げられない、誰かファシリテートしてほしい、客観的に自己分析できない、そんな方はぜひTigimの『【夢の実現に向けて!自己分析】あなたのアイデンティティを最大限に発揮して活躍できる場所を見つけよう!』をご活用ください。

本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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