いつもの生活に世界のスパイスを。

Cafetalk Tutor's Column

Onoyo 講師のコラム

【中国語Chinese汉语】1 中国語の発音 五つのコツ その1〜鼻腔共鳴(ミックス)を使う〜

今週のテーマ: 次に行きたい場所は…

2022年5月20日

皆さん、こんにちは! 中国語教師のOnoyoです。
今日は 

中国語の発音 五つのコツ その1〜鼻腔共鳴(ミックス)を使う〜

についてお話し致したいと思います。 

中国語の発音で一番大切なポイントは?

私は『鼻腔共鳴(ミックス)※』



だと思っています。


※鼻腔共鳴(鼻を通した音と口からの声がミックスされている声)

聞き慣れない言葉ですが、
そもそも「声の出し方」が日本語とは違うという点から、
発音を勉強される日本語母語の生徒さんには
この言葉についてお話ししています。

日本語を話すときには声を出すとき、
口から出します。
なんだか当たり前すぎて、ピンときませんが、

では中国語はどこから声を出すのか。
それは「鼻と口(ミックス)」からです。

「ええええ〜」
という感じですが、でもネイティブの中国語を一度でも聞いたことがある方なら、
ピンとくると思います。
中国語を話す方というのは、なぜか声が大きいし、すごく響く・・・
なんて思われたのではないでしょうか。
それが「鼻腔共鳴」なのです。

なぜ、「鼻腔共鳴」なのか。

それは中国語の
「声調」と言われる四つのアクセント
に使われる「音域」と関係しています。

日本語の「音域」は?というと、
ほとんどの音は、「ドレミファソラシド」の中の
(広く見積もっても)「レ」から「ファ」ほどの音域で、音域が狭いです。
しかも、音に変化がないので、口から出す地声で十分対応ができます。

ですが、中国語となると「音域」は
「ド」から「ラ」となり、日本語より広くなっています。

ですので、普段日本語を話している方が、そのいつも使っている音域で
急にそれ以外の音を出そうとすると、
「裏声(声が裏返ってしまう。)」になります。

声が裏っかえらず、日本語のように平らな感じにならないよう、
また、中国語ネイティブの方のように、
サクッと高音から低音に変化できる(第2声、第4声などの場合)ために
「鼻腔共鳴」が使えるよう、
発音の第一歩としてぜひ練習してみましょう。


【ボイトレ】超簡単に体感できる!鼻腔共鳴 チェックのやり方あり


https://youtu.be/D5kx3WOIzxg



本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

お気軽にご質問ください!