中国語母語話者の人が日本に20年前後住んでも日本語を話すとすぐ外国人とわかります。
20年も日本に住んで日本話をしていれば、日本語は流暢になり、かなり正しい日本語を話す事ができるよう
になります。
ただ、アクセントは直らず、残念ながらすぐ外国人とわかります。
これは、中国語母語話者が悪いということではありません。誤解しないでください。
中国語と日本語では、話し方が違うということです。
逆に、
日本語ネイティブが中国語圏に20年住んで中国語が上手くなっても、中国語母語話者から中国語
ネイティブじゃないと思われる可能性はかなり高いと思います。
同じことです。
これは中国語の話し方と日本語の話し方が違うためですが、
中国語の特徴はアクセントが強い、声が大きい、声が高いなどがあります。
一番の中国語の特徴は、とにかくアクセントが強いということです。
逆に、このアクセントを弱くすれば、かなり日本人の日本語に近くなります。
やわらかい、ソフトな日本語になります。
アクセントを弱くする方法、みなさんは知っていますか?
日本語50音の中で、強い音と弱い音があります。
どれかわかりますか?
日本語50音の中の強い音を中国語の話し方で発音すると特にアクセントが強くなります。
日本人の日本語のようになるにはかなり年月がかかります。
でも、発音や違いを知って練習すれば、かなり早くきれいな日本語を話すことができるようになります。
「あいうえお」の「あ」の段の「あかさたなはまやらわ」は大きい音(声)
になります。
この中で、特に「か」と「た」は強い音になります。濁音の「ば」も強い音です
「か行 かきくけこ」「た行 たちつてと」「が行」「だ行」「ば行」なども強くなります。
「あ段」の「か、が、た、だ、ば」は、特に強くなります。
「や よ」もやや強くなります。
これらの音を、中国語の話し方で話すと強く高いアクセントとなり、
日本人には耳障りな音に聞こえます。
これを直すには、練習が必要です。特別な練習が必要です。
私の生徒(学習者)で、アクセントを弱くする方法を練習している人は、
効果が出ています。確実に出ています。
ただ、アクセントを直す練習は、やや単純ですので面白くありません。
そして時間もかかります。
ですから、私のレッスンでは、アクセントを弱くする練習は5~10分ぐらいです。
アクセントの弱め方
口の形を変えます。息の出し方を弱くします。文の中である部分のイントネーションを下げます。
日本語を長く勉強していてアクセントが強いままの人
日本に長くいてアクセントが強いままの人
初めて話す日本人から「外国の方ですか」と日本で言われたことありませんか?
私はアナウンサーではありませんので発声のことはよくわかりません。
でも、中国語母語話者の強いアクセントの日本語を、日本人の日本語のようにやわらかい日本語にする指導も
行っています。効果が出ています。
少し時間がかかりますが、練習してみませんか?
効果は充分あります。
コメント (0)